INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第1話、3度目の春

スマブラXが始まってから3年目に入ろうとしていた。一般的な季節は春であるものの

気温の温かさで春を感じる中どこかスマブラ周辺の風景は季節を感じられなかった


「春と言ったら桜餅だよねー」


リビングではカービィとディディーがピンク、緑、黄の米がついた餅を食べていた

そのほかにもあられや三色団子、春にふさわしいお菓子が置かれていた


「春はあったかくていいよねー」


ディディーもほんわかした雰囲気で告げるとさらに春らしい衣服を纏った人物がやってきた

とはいえ一年中ほぼこの姿なので言ってしまえば一年中春っぽいのだが


「ピーチ!」

「貴方達また食べてるの・・・?」


ピーチはソファに座るとハンカチを取り出した


「ほら、あんこついてるわよ」


丁寧にカービィについていた餡子をぬぐうと止める間もなくカービィは食べ続ける

1回目の春は出会ったばかりで、2回目の春はなんだかんだで事件があったりと

一年中バタバタしていたため季節を感じる余裕などなかった

3年目に入りやっと初めて春を感じた気がする


「すっかり春ね」

「そうだねー」


部屋の中もまだ肌寒いものの温かさを感じピーチとカービィはのほほんとしていた

スマブラもすっかり春一色である。一部のメンバー達を除いて


「びっくりだよ。フォックス達が桜餅を知らないなんて」


スマブラは各世界、中には各星から有名なファイターたちが集まっている

それぞれが知る文化や常識も異なっている。その中でもフォックスたちは

共通点が多い方だと思っていたが食に関して意外にも知らないことが判明した


「そういえばひなまつりとかやってないねー」

「ひなまつり?何?それは」

「・・・えぇっ!?ピーチ知らないの!?」


カービィは信じられないというように大声を上げた


「オイラも知らないよ?何それ。お祭り?」

「女の子の日っていうか・・・女の子を祝う日なんだけど・・・僕の星だけなのかなー」


多くの共通点を持つピーチだったがやはり完全に同じ訳にはいかず

カービィはむしろ当たり前だと思っていたため頭を抱えた


「それは日本発祥だからなー。ポップスターが一番多文化なんだよなー」

「クレイジー!」


カービィが声を上げるとそこにはクレイジーハンドがいた


「ポップスターって人種の割りに外国の文化とかも取り入れてんだよなー」

「そうなの?」

「花見やひなまつり、子供の日やクリスマスにも馴染みないんじゃないか?」

「確かに、どれも聞いたこと無いものばかりだわ」


ピーチが答えるとカービィはまたも驚いた表情をした


「次にあるのは・・・子供の日か?」

「子供の日?」

「ひなまつりが女の子を祝う日で、子供の日が男の子を祝う日なんだ」

「そんな風習があるの?」


ピーチが尋ねるとクレイジーハンドはどっちも日本から発祥した祝い日だと説明した

日本とはここから離れた島国でピーチのような人間が住んでいる場所だ

とはいえピーチのような姫といった身分は存在しないのだが


「一年の間で色んな祝い日があるな。一番多く共通があるのは・・・誕生日とかか?」

「確かに、私の国にも誕生日に祝う風習はあるわ」

「中にはない人もいるんだって?」

「僕は誕生日も分かんないしー」


カービィが呟くと今度はピーチとディディーコングが驚いた

クレイジーハンドがそのいきさつを説明した


「カービィは星の戦士。突如プププランドにやってきた。正確な生まれた日が分からねーんだ」

「そんな事ってあるのー!?」

「割とメンバーの中には誕生日を知らない奴多いぜ?ミュウツーとか」


話だけには聞いたことがあるものの改めて聞くとピーチには信じられなかった

しかしもうこういった文化の違いは何度も体験し慣れてしまったと言えば慣れた


「やっと落ち着いた一年が送れそうかしら?」

「さあ、どーだかな」


クレイジーハンドは疑問形で答えるとどこからか叫び声が聞こえた


「ファルコとウルフだ。また喧嘩してるのかなー」

「相変わらず凝りないわね・・・・」

「ま、何か起きなくても落ち着いた一年なんて送れねーんじゃねーか?」

「・・・・そうね」


一方別の場所でも誰かの叫び声は聞こえた


「そうだぞい!何かが足りないと思ったら・・・・」

「ど・・・どうしたんですか陛下」


廊下を歩いていた途中突如デデデが大声を上げた


「春だというのに何か足りない気がしたぞい!花見をしていないぞい!」

「・・・確かに。ですがこのあたりに桜は咲いていないのでは?」


すでに一年以上この場にいるもののこの近くに桜の木は植わっていない

これもプププランドだけなのか、ポップスターだけなのか


「でっかい弁当持って花見したいぞいー!」

「無茶言わないでください」


リビングにやってくるとカービィ達もどうやら春の話をしていた

そこでデデデは先ほどしていた話をする


「確かに・・・このあたりで桜見ないわね」

「ピーチのところにも桜あるぞいか!」

「えぇ。それほど本数は多くないけれど。とはいえ見て楽しむような場所にはないわよ?」


ふと気になったデデデ達はリビングにやってくるメンバーたちに尋ねていた


「桜かー知ってるけど確かにあんまり見ないよねー」

「僕天空界から見たことありますよ!とってもきれいなんですよねー」

「いいなー僕も花見したいとは思うけど綺麗なところってこれでもかってくらい
 人が集まってなかなか大変なんだよねー早い時間に出ないといけないし」


お花見についてポケモントレーナーは詳しいのかその壮絶さを物語っていた

戦場であるかのように場所取りが強いられ苦難の争奪戦だという


「お・・・思ったより大変なのね」

「それだけ見る価値があるってことなんだけどねー」


ふとポケモントレーナーは思いつくとテレビのスイッチを押した

チャンネルを変えると数日前のお花見に関するニュースが流れていた


「ほら、これだよ」

「うわあー!」


画面を見るとディディーは思わず叫んだ


「なにこれ!?すっごい綺麗だけどすっごい人!」

「うーん・・・すでに満開時期は過ぎちゃったみたいだねー」


画面を見るとピーチとディディーコングは驚き固まったままだった

一方ポケモントレーナーは時期が過ぎていたことに残念そうにつぶやいた


「スマブラのメンバーでお花見って面白そうだけど」

「・・・・それ・・・・色々と問題が起きそうですね」

「まあね」

「カービィ達がいる時点でリンクとかが大変そうだし・・・ファルコンとかが騒ぎそう」

「絶対騒ぐよ。お祭り好きそうだから」


クレイジーハンドはファイターたちが花見をしている様子を想像すると


「・・・カービィとかプリン桜と同化して見失いそうだな」

「それあるかも!」

「逆にゲムヲは目立ちそうだよね!」


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次回

4月が始まりスマブラも3年目を迎えた。心機一転し乱闘も一層盛り上がるものを

目指す。そのために新年度早々少女は動きだしていた・・・・・

そして同じく意気込むファイターたちにマスターハンドはある発表をする


次回 第2話、「新たな乱闘」


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