FC2ブログ

INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第8話、勇気に

絶望的な状況を知る中彩花はマスターハンドの作った星、ポケモン達が待つ星を見捨てることは

できず戻る事を伝える。それに続きミュウツー、リンク、ピカチュウも戦うことを決めるが勝てない

相手に向かうなど無謀だとピチューとロイはそんな4人を止めるのだった
_______________________________________
マスターハンドによってここにいるロイとマルスの壮絶な過去は知った

確かに私は彼らに比べれば戦争や大切な人の死を知らない

仲間を失いたくないというのも分かった。同じ仲間であるファイターを失いたくないという気持ちは

だけど、そこに私まで含まれている意味が分からない。次第にどんな感情よりも疑問が

浮かび上がった。私はこの人達とは違うけれど、またこの人達も私とは違う



「なんで?」

「・・・・・なにが?」


力なく反応するロイに表情を隠すように下を向くと答えた


「君達はいなくなったら困るけど・・・沢山の人が悲しむと思うけど・・・・」


私が死んでも悲しむ者はいないだろう。いないと断定するのはおかしいが

思い当たるのはほんの2、3人である。そのうちの2人は人ではない

いつもは言ってはいけないと思っていたが緊迫した空気の中だからか

そんな思考も薄れ口に出してしまった


「私なんて・・・死んだって誰も悲しまない」

「いなくなったって・・・」

「そんなこと言わないでよ!」


そう叫んだのはロイではなくマルスだった。彼もまたロイと同じような境遇にあるだろう



「いらない命なんてあるわけないじゃないか!死んでいい人なんて・・・」

「私には、生きていても意味はない」


普段聞く事のないトーンで告げる。その声にマルスはピクリと反応した

こうなるであろうと予想していた。わかっていた。『仲間』 『信頼』 『存在意義』

この事に関しては初めて会った時から分かりあえると思っていなかった



(パアン!)



その時一瞬痛みが走った。気がつけばロイが片手を構えたまま自分から離れている

痛みの根源は頬。はたかれたのだと数秒後認識した



「大切な人の死を・・・命の尊さを知らないからそんなことが言えるんだね・・・!」



さっきまで泣きそうだったロイの目つきは変わっていた。睨むようにこっちを見ていた



「君には分からないよ!戦争を・・・人が死ぬところを見たことがない君には!」

「・・・・・・・・」



否定という思考がでないまま言葉がぐさりと突き刺さった

うっすらと涙が出てきたのを感じるがこれもまた意地というかプライドというか

涙を流すことはなく俯いた。唇を噛みしめると叫んだ




「あぁ知らないさ!君達が感じてるファントムの気配すら感じられないよ!」



叫びヒートアップして行く中頭の中に声が響いた。しかしそれはここに来る前に

聞こえたあの謎の女の人の声ではない。この声はよく知っている声だった



『こいつらと話し合うだけ無駄だ。意思があるのならさっさと行くべきだ』


低い淡々とした声に我を取り戻すと心の中で深呼吸をして顔を上げた

そして振り返るといつものトーンに戻るも泣きの混じった声で言う


「行こう。リンク」

「え?」


リンクは迷った挙句ピカチュウとミュウツーにどうするか尋ねた。2人の答えは変わらない

ハッとなるピチューが再び叫びながら駆け寄るがミュウツーと3人はその場から消えた



「ミュウツゥゥゥー!ピカチュウゥゥゥー!」


いなくなった4人の中ピチューの泣く声が部屋中に響いた



「・・・なんだか、すっきりしませんね」

「同感だ。どことなく心苦しいな」



ピチューを振り切りニンテンドーへとやってきたミュウツーとリンクは心の声を出した

ピカチュウもまったくなにも感じていないわけではないだろう

ミュウツーが飛んだ場所はスマブラのリビングだった。どうするべきか話し合うと

4人は建物の外へと出た



「よかったんですか?彩花さん」



普段の表情に戻っていた3人に比べただひとり考えごとをしている表情をしていた

見た目通り考えていた彩花が出した結論は「やはり隠せない」だった

いつものトーンに戻った声で伝える


「大丈夫。知ってるでしょ?リンクたちみたいに戦えはしないけど・・・前に私は
 マスターソードを使ってガノンドロフを倒したんだよ?ハイラルを救ったんだよ?」

「勇気のトライフォースに・・・選ばれたんだよ?」

「それは・・・そうですが・・・」


その話は以前にも聞いたことがあるがどこか信憑性がない中その事には彩花も気づいていた。

だから話す。あの事を、隠していた事を


「大丈夫。私は死なないから。リンクたちほどじゃないけど、戦えるし」

「・・・・え?」

「3人の女神の魔法・・・効果は知ってるよね?ネールの力がある限り私は死なな
 いし・・・・一応魔法も使える。まったく戦えないわけじゃない。・・・隠してたんだ」


話してしまうと、私は普通の人ではなくなってしまうから


===========================================

次回

ニンテンドーに戻るもののファントムに勝つ方法がみつからずマリオ達と合流することに

決める中あの言葉が気になった彩花はあの声の主を呼びだす。

再び声が聞こえ3人にもその声は聞こえる中声の主は彩花を試すと告げた


次回 第9話 「導きの声」


第9話へ

目次へ

スポンサーサイト



別窓 | 選ばれし守護者 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第12話、亜空爆弾工場内 | INFINITE | 第7話、無知な決意>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |