INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第17話、怪盗団結成!

新ファイターとしてやってきた空想と思われた存在天使。そんな天使に興味を抱く

彩花はファイターたちにとって依然と風変わりしたことで話題になっていた。無愛想

な人物と言われているアイクとの一件を知ったマスターハンドはある事を告げる・・・
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大体マリオやロイによって占拠されているテレビだが現在はネスを始めとした数人が

かじりつくように画面から目を離さずに見ていた。音声と共に流れる映像を見ていると


「かっこいいよねー」


画面を見たまま呟いたピカチュウの言葉に一同は同意するように頷いた


「ねー」

「入れなさそうなところから侵入してお宝を奪って迫りくる追ってから逃げる・・・」

「怪盗ってなんだかかっこいいよねー」


わいわいと盛り上がる一同、画面には警察や探偵から逃げる怪盗が映し出されている


「こうさ、シュッて飛ぶところとかさ、ばさーってマントをするところとか!」

「ファイターにはそう言う人いないよね。これだけ人がいるんだから有名な怪盗
 とかいてもおかしくなさそうだけど。あ、むしろ追いかける探偵でもいいよね!」


純粋かつ活発とも呼べる少年たちにとって今は遊びたい年頃だろう。しかしここには

遊具もなければ遊園地などのテーマパークもない。周りは戦いのエキスパートではあ

るものの遊びに精通しているものは少なく、結果テレビからの影響を受ける事が多い



「え?マントを貸してほしい?いいよ」


そんなやりとりを見ていたクレイジーハンドは、ある事を思いついた



「え?怪盗ごっこ?」

「そう!誰かからお宝っぽい物を借りて僕たちが盗み出す遊び!」



子供リンクが両手を広げて告げると一同は目を丸くしたまま子供リンクを見ていた



「面白そうでしょ?」

「うーん・・・でも泥棒って基本的に駄目なことでしょ?」

「協力してくれますかね・・・」

「遊びなんだから手伝ってくれるよ!」

「その話、俺も手伝おうじゃねえか」



突如さっきまで聞こえなかった声が聞こえ驚いたように振り返ると一同は揃って声を発した



「クレイジー!」

「ま、たまにはこういう遊びもいいだろ?」

「もしかして、クレイジーいいお宝とかあるの!?」

「いや?だがな・・・準備や手配くらいならお安いご用さ」



楽しい物を見つけたと言わんばかりのクレイジーの声は心なしか笑っていた



「で、俺たちに協力しろと?」

「まあ、遊びたい年頃なんだからたまにはあいつらに合わせるのもいいだろ?」

「で、ここは?スマブラによく似てるけど・・・見慣れないものがあるし」

「ここはな・・・怪盗ごっこの為にマスハンに用意させた!」

「たかがごっこ遊びにわざわざ作ったのか!?」



これだけでただの遊びの域を超えているとマリオは思った事をそのまま口に出していた


「まあ、スネークとかガチの奴を連れてきてもハードルが高すぎるだろ?」

「じゃあこのメンバーってちゃんと考えて・・・?」

「まあな。それなりに下手そうだが退屈しそうにないメンツを集めた」

「褒めてるんだか貶してるんだか!?」


今度はルイージが叫ぶと笑い声を上げながらクレイジーハンドはボタンを押す。するとマリ

オ達が立っていた通路の電気は消えるものの赤い線が壁から壁に張り巡らされていた


「・・・これってまさか・・・」

「赤外センサーだ」

「力入れすぎじゃないか!?」

「はっはっは!この方が本格的だろー?・・・さて、宝のある場にはいつ現れるかな」


楽しそうに告げるクレイジーハンドに誰もがこの人物が一番楽しんでいるだろうと思う。とは

いえどマリオ達はその守るべき『宝』について一切聞かされておらずそこは気になる点だ


「えーとクレイジー、その宝って・・・」

「あぁ、ちょいとピーチから拝借してな、ほれ」


モニターに映し出されたのはどこからどう見てもお宝と呼べるキラキラ輝いた固形だった


「ってククククレイジーこれ本物の宝石!?」

「ピーチ曰く『安物だからいいわよ』とか言ってたけどな」

「ってあれ!?」


突如部屋が暗くなると突然の事に驚き一同は辺りを見渡す。そして数分後何事もなかった

かのように電気がつくと状況を把握し一同は息を吐きかけたその時、ルカリオが叫んだ


「宝が!」

「え?」


振り返ると画面にさっきまで映っていたはずの宝石が消えていた


「えええええっ!?」

「まさかもう!?」

「ほらお前ら!怪盗を捕まえろ!そうだな・・・探偵とでも思って!」

「あわわわ・・・もう!」



楽しそうに告げるクレイジーハンドに慌てながら一同は駆け出した



「いやースネークにこれ借りといてよかったね!」

「あんなにセンサーいっぱいだったのはびっくりした。まさかあそこまで手を込ませるなんて」


それはクレイジーがこの事を提案しメンバーを集める時、ネス達は潜入を得意とするス

ネークとサムスになにかアドバイスはないかと尋ねていた。手にはその時もらった物が


「赤外線スコープにキャップ、これをつければこんなのへっちゃらだよね!」

「クレイジーは探偵役誰に頼んだんだろうね?」



「まてえええええ!」

「・・・ん?」



ふと声が聞こえ廊下の先を見るとリンクとカービィの姿がこちらを見ていた


「あれってリンクとカービィ!?」

「逃げよう!」



「あっ逃げる!」

「任せてください!」


そう言いリンクは懐からクローショットを取り出すと壁にあったでっぱりに向かって打った

引っ掛かり音がすると巻き戻る力でリンクはあっという間に近づき一同はぎょっとする



「!」


追いつかれると思ったその時、中間地点くらいに着た瞬間赤外線センサーに引っかかり

罠が作動したのか地面から現れた網に捕まりリンクは動きを止め空中に浮くように留まった



「リンク!?」

「なんだ!?」

「・・・・・・今のうちににっげろー!」

「あっ!」




こうしてすっかりはまったネス達はクレイジーハンドの準備とお題によりファイターたちを巻

き込みながら怪盗ごっこを続けていた。そしてある日ネス達はクレイジーハンドに呼ばれる



「あの、あまりこういうことはしない方が良いのでは・・・」

「大丈夫だよ、本当にするわけじゃないし」

「ゼルダは心配性だなー。で、次の題目が決まったんだがお前らやるか?」


楽しげに告げるクレイジーハンドに対しやる気満々に一同は言葉を返す。そんな反応を

見てクレイジーハンドは子供達に近づくと声を潜めながら言うと一同は顔を見合わせた


「今回は過去最高難易度だぞ」

「えっ?」

「果たして無事お宝を盗み出せるかなー?」



顔から離し宙に浮かんだままクレイジーハンドは叫んだ


「今回のお宝はズバリ、地下室にある音楽CDだ!」

「お・・・音楽CD?」

「その歌を聞いた誰もが笑顔になるという魔法の楽譜だ!」

「なにそれ!?そんなものがあるの!?」


びっくりするような、キラキラした表情でコリンが叫ぶと心の表情はニヤリと笑った



「制限時間はなし!せいぜいがんばれよ!」



クレイジーハンドの元を去ってから一同はひとまず地下室に向かおうとする。地下室を管理

しているのはほぼあの少女であり彼女の所有物が多いため本人に尋ねればすぐに分かる

だろう。しかし盗賊が宝を持っている張本人に宝の在り処を聞くのはいかがなものかと迷う


「気づかれないように聞けばいいんだよ!ほら、本物の怪盗だって変装して宝の在り処と
 か抜け道とか調べたりするし!でも今回に限って作った建物じゃなくてここなんだろう?」

「確かに・・・センサーもないしトラップもあるわけないし・・・」

「どう考えても今までより簡単・・・ですよね?」


そうこう言っている間に地下室の扉の前へとやってくる。事前に調べた情報だとこの

場に彩花はおらず現在は何らかの事情によってスマブラの外に出ているとのこと。しず

かに扉を開けると机の上には書類が山積みにされ上空にはいくつものモニターがある


「どこにあるんだろう・・・」

「そもそもそんなCD・・・」


一通り探すものの見つからず一同は一旦撤退、本人から情報を聞き出そうと

帰ってくるのを待つものの返ってきた矢先尋ねるがそんなCDは存在しないと言う


「そもそもなんでそんなのがあると思ったの?」

「だってクレイジーが・・・」


結局見つかる事はなく、存在すらも確認できぬままクレイジーに問い直していた



「まだまだだなあ、お前ら」

「そんな事言ったって、CDなんてどこにもないしそんなのあるかどうかすら・・・」

「そこを証明してこそ怪盗だろ?」

「どういうこと?」

「お宝ってのは存在してるかどうかすら怪しいモンだってあるんだぜ?」


遺跡に眠る宝とか、埋蔵金とかハンターたちがこぞって手に入れようと挑戦するもの

の手に入れることのできなかったどころか命を落とすようなものまである。そもそも存在

しているかどうかすら曖昧なものに挑戦し手に入れてこそ本物の怪盗と呼べるだろう


「ま、魔法のCDは流石に言いすぎたか。所詮はただのCDだしな」

「なーんだ」

「まあ、怪盗ごっこもいいけどよ、お前らはファイターなんだからな?」



そう言いクレイジーハンドは子供たちの前から姿を消すと地下室の扉を開けた


「本当に存在するのか?その特別なCDとやらは」

「一見なんの変哲もないただのCDだ。だが・・・私にとっては特別なものだな」




「彩花、魔法のCDなんてものを持っているのですか?」

「持ってない持ってない」

「え?ですが・・・クレイジーハンドが怪盗遊びをするリンク達にお題として・・・」

「なーにが魔法だよ。ただの人が歌ったCDだよ」


そう言いテラスのテーブルに置かれた円盤を見てゼルダは手に取り文字を読んだ



「多分、コレの事じゃないかな」

「これが?」

「多分お宝っぽい雰囲気出すために魔法のなんて言ったんだろうけど」




「ええと・・・それは・・・音楽を流すためのものなのですよね?何が特別なんですか?」

「それは秘密」




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次回

リンク不在のある日、夕食を作ろうとしたルイージに変わってピーチとサムスが作る!?

しかしその一言によりファイターたちは暗黙の不安を感じずにはいられなかった。後日

ピチューを始めとした数人は自分達が最新作のスマブラXにいないことに疑問を持ち・・・


次回 第18話、「危険な食卓」


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