INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第16話、成長と変化

色々と変わった新スマブラの生活。大乱闘も開始され初日は大勢の観客が訪れる

脅威の能力を持つスネークの事を知る一同、そんなある日マスターハンドは彼女に

最近の様子を尋ね思いもよらぬ事を知る。意外さと共にある変化を感じていた・・・
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「やっぱり?」

「あれは誰が見ても気づくだろ。DXメンバーならな」


リビングでゲームをしながらマリオとロイは会話をしておりドンキーとサムスの姿もある

そんな中ロイの発言に同意するようにマリオは数回頷くとドンキーも思い出すように言う



「確かに・・・って俺話したことねえぞ」

「私も1、2回しか話したことないわ」



噂をすればなんとやら、スネークとピットと共に彩花がやってきた。この三人にこれといった接

点はなく会えて言えばピットは亜空の時ファイター達が散々『戦えないのにスマブラメンバー』

と何度も話していた事からか気に行ったようでこうして話しかけている事自体は珍しくない



「天使などいるはずがなかろう。まだ王子の方が信じられる」

「そりゃ外国にはいるかもしれないけど・・・っていうかいたけど」

「まだその話をしてるのか」


マリオの言葉に3人はマリオ達の存在に気づく。呆れたような言葉だが疑い深いような表情で

スネークと彩花の議論は続く。この状況が一同にとってまさしく珍しく意外な出来ごとなのだ



「でもさ、天使って確か死んだ人を天に連れて行くんじゃ?普通見えないんじゃ?」

「そうだ。この目にハッキリと見える、しかも触れられるなど偽物と言っているようなものだ」

「あくまで認めないんですね」


ピットが肩を落とすと大きなため息をついた。スネークは亜空の時よりピット・・・もとい天使の

存在を認めずピットは天使の格好をした『コスプレ』だと思っている。そんなスネークに便乗する

ように彩花もまたピットは天使ではないと思っているようでピットは証明しようとしているのだ



「天使って言うには羽が小さいような・・・・・それ本物?」

「本物ですよ。・・・飛べませんけど」

「飛べない天使などバカげた話があるか。作り話にも無理があるぞ」

「だから僕は本物です!」


今にも飛びかかりそうな勢いでピットが叫ぶ横で彩花が言った


「見た目は完全に天使っぽいけどねえ・・・現実に天使なんているわけないよねえ」

「大体あれは神話の話であったとしても何世紀もの前の話だぞ」

「神っていうとヤマタノオロチとか!ヴィーナスとかね!」



彩花の呪文のような言葉に2人は「?」を浮かべるがピットとスネークはあぁ・・・と頷いた


「・・・・この3年間の間に何があったんだ」

「初めて来たときは誰とも話さなかったのに・・・・」

「なにがだ?」


マリオとロイの呟きに反射的にスネークが尋ねる。いまいち何の事か分らない様子だっ

たがマリオはスネークから張本人に視線を移すと当の本人も「?」を浮かべていた


「彩花、お前スネークと知り合いだったのか?」

「え?・・・いや?」

「DXの頃は俺達を避けてたのによ、スネークと話してるのが意外と言うか・・・」


考え込むように告げるマリオに対し呆然としていた彩花もまた考えるような素振りを見せ

る。ピットとスネークは新ファイター故にDX時の彩花の事は知らない。だからこそ知って

いるマリオ達からすると今起きている現象は別人ではないかと疑うほどの事だったのだ


「そうか?」

「そうですか?」

「いやいやいやだってお前、かなりの変わりもんだったじゃねえか」

「そうか?俺が見る限りどこにでもいる普通の者だが?」


ツッコミのように高速で否定するマリオに対しスネークは疑問のように言葉を発した


「見たところ学生くらいに見えるがそういえば学校はいいのか?」

「あ、あー・・・それはあれだよ。ウチの国の特色的にアレだよ」

「?」




「というかお前らいい加減認めろよ。王子も天使も実際いるんだから」


言葉が止まりマリオは話しを戻すように告げると彩花は腕を組み眉間にしわを寄せた


「王子は認めよう。天使も認めよう・・・だが赤い人、おまえは駄目だ!」

「はあ!?」

「お前は認めない!」


思い切り指を指しビシッという効果音でもつきそうだ。自分の近くに王族が何人もいる状況

などスネークにとっても中々信じがたいが存在自体はあるため目の前に見える以上納得

するほかないという形で渋々納得しているようだ。天使よりかいくらかは現実味がある


「なんでマルスは認めて僕は認めないのさ!」

「オーラが無い!貴族オーラが!」

「何それ!?」


傍から見ると何を言っているだお前はと突っ込みたくなるが言うだけさらに面倒くさ

い事態を招く気がしてマリオはツッコミたい気持ちを抑える。心を落ちつかせると



「にしてもお前DXの頃と変わりすぎだろ。ネスたちとかこいつらとしか仲良くなかったのにな
 んで新メンバーとはそれなりに仲いいんだ?ピットと言いトレーナーと言いスネークと言い」

「別に変わってないけど?」

「ルカリオとも仲よさげに話してたわね」

「ポケトレもルカリオも前に旅で会った事があるから。ルカリオに至ってはある事件を解決したし」

「へえ?」



「・・・メタナイトやアイクとも普通に話してたよね?」

「彩花さんって前はそんなに違ったんですか?」


ピットが尋ねるとドンキーがこれでもかというほど今の人格を否定する言葉を並べた


「ほら、色々あったんだよ。うん」

「色々ってなんだよ」



あれからXへと変わりファイター達は再会したわけだが違和感にマリオを始め数人が

気づき始めていた。かつての誰かのような努力をしたわけでもなく当たり前のようで


「なんか複雑だなあ」

「彩花さんDXの時はロイさんと一番仲良かったんですか?」

「え?」


ピットの質問に彩花は唖然とすると即答した


「いや?仲良くなった覚えはない」

「あれ?そうなんですか?」

「ちょっとそれはないでしょ!!」


立ち上がると叫ぶがそんなことも気にせず彩花は会話を続けた


「ピチューとかカービィとかかなあ」

「そうなんですか・・・・彩花さん。ロイさんがすごい顔してますけど」

「・・・・・・・・」


ピットの視線の先には怒っているのか顔を歪めたロイの姿が、その隣ではサムスが楽しそう

に笑いマリオは何が起きているという表情をしていた。があのメンツなら大体の予想はつく


「ピットの羽はもふもふしてていいなあ」

「夏とか暑そうだけど?」

「ねえねえ天空界って所はやっぱりあのゲーム画面みたいな感じの世界なの?」


興味津々といった感じで彩花が尋ねると


「確かに似ていますが・・・全てがあんな感じではありませんよ」

「ご飯って何食べてるの?そもそも食べなくても大丈夫とか?」

「神様はわかりませんが・・・僕は食べなきゃ生きられませんよ。地上界と似たようなものです」


次々と投げかけられる質問に答えていると逆にピットは地上界の事が知りたいと言った


「地上界?」

「はい。以前彩花さんが言った通り普段天使は天界にいるので地上界に降りる事はほぼ
 ないんですよ。だからこの世界の事を良く知らなくて・・・良ければ教えてもらえないかと」





「ここには貴族っぽい貴族がいないのは何故だろう」

「それ、前も言ってたわよね?」


呟いた言葉にピーチが返した。具体的にどういうことか尋ねると


「普通姫とかって『うふふふふ』みたいなことしてるんじゃないの?パーティとかお茶会とか」

「時々はするけどそれが全てではないわ。公衆の面前の前ではそれなりに振舞うけれ
 ど・・・ここでは何も気にしなくていいから楽なの。好きな事を好きな時にできるもの」

「・・・・姫とは」


やはり2次元の世界のように常にお姫様しているわけではなく姫=上品というのも

なんだか違うようだ。そもそもそんな想像が勝手な想像故のものでありただの妄想だ



「・・・・そして貴族とは」



「あ、アイク。乱闘は終わったの?」


目の前で2人の剣士が剣を交えている中遠くから歩いてくるアイクの姿を見つけた。かつ

ての剣士とは変わって両手剣を持っているのがある意味新メンバーとしての特徴ともいえた


「あぁ」

「勝てた?」

「あぁ」


ただ一言だけ返答を繰り返すと無表情のまま現在行われているリンクとメタナイトの戦いを見ていた



「アイクっていつも無表情よね」

「俺はいつでもこうだ」

「思ったんだけどアイクよく来れたね。てっきりセネリオが止めるのかと思ったのに」


3人の横で彩花が呟くとアイクはため息をついた


「説得に随分と手間取った。ここに来るまでついて来たしな」

「あぁ・・・・やっぱり」

「やっぱり・・・って彩花セネリオさんのこと知ってるの?」



同じく2人を見ていたマルスが尋ねた。そこにアイクがトーンを変えぬまま呟く


「あんた変わってるな。鷹王やセネリオとは仲良くなるのにロイとは仲良くないんだろう?」

「仲良くないって言うか悪くもないけどね」

「普通の人間があいつらと仲良くなるなんて珍しいぞ。俺の仲間もそう言っていた」


そこにピーチとマルスが考え込むと口を開いた


「確かに、ミュウツーといいクレイジ―ハンドといい私達が話しにくい人とは仲いいわよね」

「アイクもどっちかっていうと近寄りがたいよね」

「そうか?」


本人は自覚がないようだが無表情な顔から一部のメンバーからは近寄りにくい、話しかけに

くいという話が出ていた。マルス自信は普通に話しているのだが最初は少し戸惑ったという


「確かに最初助けられた時はある意味ガノンドロフ並に怖かった」

「ガノンドロフ・・・確かに似ているかもしれませんね」

「俺はあの魔王のように化身しないぞ」



室内に戻り会議室と呼ばれる部屋へと入って行った。会議室でマスターハンドと共に次

の大乱闘についての話し合いをしていた。というのはファイター達を欺くための口実であり



「DXの頃と変わりすぎとファイター達が驚いていたな」

「だね。まあ・・・確かに話すようにはなったけれどそこまで驚く事でもないような気がするけど」

「・・・・・だが、それにより新たな疑問を抱く者が出ている」



マスターハンドはトーンを落とすとそう告げた



「ネスやミュウツー・・・主に超能力者が感じているようだ」

「感じている?」

「君の裏の顔と・・・・彼女達の事だ」



一言告げると彩花の表情が一変した



「完全に気づいているわけではないが・・・何かを感じているようだ」

「・・・やっぱり、隠し通すのは無理があるかな」

「他の人が気づくのも時間の問題だろう」



誰よりも彼女の事を知っているマスターハンドは忠告した。このままではいずれ隠してい

ることが知られるだろうと。そんな言葉に無愛想な表情のまま少女は無言で聞いていた



「そういえばアイクも不思議がってたな。なぜ仲良くなりにくい奴に限って仲良くなるのかと」

「・・・・あの青年やミュウツーたちはなんらかの共通点を感じたのだろう」

「・・・・・・」

「君も・・・感じたのではないか?」




「ミュウツーは完全に違うけど・・・セネリオは確かにね」

「やはりか」

「うん・・・。あの人、頭良くて誰からも認められる優秀な軍師だったけど、なんだか近寄り
 難くて怖かったけどそんな中で似た何かを感じたんだ。何かははっきりとわからないけど
 世界が見えてないっていうか・・・世界に対し何も期待してない目をしていたというか・・・」


あの目はよく知っている。あの感覚を、よく知っている。ミュウツーは自分ではなくある少年の

影響だと、自分は何もしていないと告げると苦笑いしながら青年も仲良くはなってないと告げる





「正直足手まとい扱いされてたからね。ついていくのを何とか認められただけで・・・」








「・・・覚悟はしておいた方がいいだろう。ブラック達の事を」





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次回

ある日ネス達はテレビで見たことから怪盗に憧れ怪盗ごっこを始める。本格的な怪盗

を目指そうとしていた所話を聞いていたクレイジーハンド。話に乗り選抜したファイター

と共に本格的すぎる怪盗ごっこは始まろうとしていた。後日彩花も巻き込まれ・・・・・・


次回 第17話、「怪盗団結成!」


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