INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第13話、宝探し

大事件でありファイターたちと新ファイター達が出会ったきっかけでもある『亜空事件』

にて戦えないはずの彩花が関わっていた事に疑問を持ったピーチ。繰り返す質問の

中ふとした答えからピーチは彼女について間違いを気づき考えを改めるのだった・・・
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それはこの星に来る前にある人物から言われた事



『もしあの星以上にお宝だと思ったものがあったら送ってくれ』




「・・・とは言われましても・・・」


自分が寝泊まりするには広すぎる部屋の中でオリマーは呟いた。ホコタテ運送会社

に務めるサラリーマンではあるが今は招待された事により休職しここスマブラにいる


(仕事を休むのが許可されたけど・・・代わりにお宝を探して来いだなんて)


正直、この星に来て全てが想像を絶するものだった。とある星の生物のように自分を

遥かに超える生物の数々、どうやって作られたのか疑問に思う建物。かつてお宝だと

集めていたものがこの星では当たり前のようにちらばっていること



(瓶の蓋や果物、空き缶もこの星では簡単に手に入る)


そこでオリマーは思ったのだ。『真のお宝』とはなんなのか・・・


「宝?そりゃ金だろ」

「宝石とか?」

「しかし宝石って簡単に手に入るものではありませんよね」


ファイターたちに尋ねるとほとんどの人の第一声は『宝石』を挙げる。そんな高価すぎる

ものではなくもう少し簡単に手に入りそうなものを探しているのだと告げるが中々難しい


「そういうのはワリオが詳しいんじゃ?」

「あぁ・・・確かあいつ宝探しが趣味だとか言ってたな」


ピカチュウとファルコンの助言をもとにワリオを探すことに決めるがこの広い建物の中

どこにいるのか見当がつかない。リビングや乱闘場といった大々的な場所にはおらず


「この広い中探すのは大変ですね・・・」

「やけに広いしねー」

「まあ、ピカチュウ達はそうかもしれんがクッパやガノンドロフの事を考えたらこれくらいな
 ければ通るのが大変そうだしな。ところでオリマー、具体的にどんなものが欲しいんだ?」



「え、ええと・・・基本的にはワタシの星にないものなのですが・・・願わくばなにか
 しらの危機があったときに役に立ちそうなものがいいですかね。食べ物とか・・・」

「食べ物?」

「私の住む星・・・この星のように資材や食料が困らないほどあるわけじゃないんです」


探し続ける事数十分、ワリオの姿は見つからないままポケモントレーナーと遭遇した

事情を離すとふとオリマーが気になったのはトレーナーが持っている筒状のものだ


「ところでトレーナーさんが持っているものは・・・」

「え?これ?」


トレーナーが手に持っていたのはトレーナーの住む地域では当たり前のようにある缶だ


「以前不時着した星で見つけた・・・」

「これがどうかした?」

「それによく似た缶を送った記憶があります」


自分より遥かに大きい物体をピクミン達の力を借りて運んだのを今でも覚えている。数多くの

ファイターたちが脅威と戦ったりあらゆる戦果を上げているがオリマーは一風変わっているのだ

かつて休暇中だったオリマーは旅行に出ていた。そんな中不運にもあの事件は起きたのだ


「この星でよく見かけますが・・・あれはこの星のものなのでしょうか?」

「でも、その缶は遠い星で見つけたんでしょ?重力の関係もあるしそうそう宇宙に
 飛んでいく事はないと思うよ?宇宙にいた人が落とした物がそこに落ちたとか?」

「・・・とにかく、私の星の感覚ではそんな空き缶すらも価値を見出すものなんです」


そこでピカチュウは宇宙にいるのなら隕石とかお宝になるんじゃないかと尋ねた


「隕石・・・ですか?」

「この星じゃ隕石って珍しいから結構お宝なんだよ?」




「あん?宝を探してる?」

「ワリオさんならなにか知らないかと思いまして・・・」

「でも宝石とかじゃなくて、オリマーの星で珍しい物が欲しいんだって」

「・・・大体お前の星から何が珍しいのか知らねえよ」


そう話しながら言うとテレビの画面にはどこかの宇宙センターの画像が映っていた。数

ヶ月前発射されたロケットの特集をやっているようで誰かがカメラに向かって話している


「ええと・・・出来れば星の繁栄といいますか技術を向上できるものがあるといいんですが」

「ただお金の価値じゃないってこと?」

「俺様が知ってるのは金目のもんだぞ」


オリマーが考え込むとかつてあの星で集めたものからヒントを探すことに


「ってよくそんなもの集めたねえ」

「僕たちからするとどこにでもある・・・っていうかそれゴミだよ?」

「元々は部品を集めていたのですが・・・何かの役に立たないかと集めてたんです」


しかしオリマーが集めたものの中にはイチゴなどといった果物も含まれていたのだ

環境などの非常事態時普段食べているもの以外に環境に強い物がないかと現在は

集めたものを中心に研究が進められているらしい


「オリマーさんの星は冷蔵庫とかあるんですか?」

「ありますよ。テレビもコンロもありますし・・・リンクさんのようなことはないですね」

「へー、そういうのはあるんだ」




その時、マスターハンドの声が聞こえ招集がかかる。一同が集められると総勢で声を発した




『フェスティバル?』

「そうだ」


ファイターたちの前にはマスターハンドとクレイジーハンドの姿が。突然の事にファイター達が

騒然とした様子でざわついていると再びマスターハンドの声が聞こえ一同は静まり返った


「近くの大陸でフェスティバル・・・いわゆる催し物があるのだがその手伝いをするのだ」

「わー楽しそう!」

「手伝いとは一体何を?」

「そりゃあもう色々さ。ステージの裏方やら進行手伝いから出店まで皆のしたいこ
 とから割り振るつもりだ。あぁ、手伝いと言わずに出店を出しても構わないと言う」

「あくまで盛り上げることが目的らしいからな」


マスターハンドに続きクレイジーハンドが告げると一同はざわついた。ピーチやピカチュウ

達を始め数人は面白そうな事に喜びの声を上げるが一方ではこういった事に関わりがな

かったり慣れていない者は困惑の声を上げた。そんな中マスターハンドは告げる


「というわけで、何がしたい?」

「何って・・・」

「出来ればピーチには当日行われるというマジックショーの司会をしてもらいたいのだが」

「司会?私が?」



「ねえリンゴ飴とかあるかな!?」

「それはわからん」

「僕は食べる係がいい!」

「それじゃ盛り上げどころかただの客ではないか」



「フェスティバル?なんだそれは」

「お祭りみたいなものだよ!僕が前旅した所でもやってた!」

「そうなのか?」

「うん!暗くなっても明かりを灯して綺麗な衣装を着た人が踊るんだよ!」


ある程度企画しておく必要があるため考えておくようにと告げたマスターハンドが去ってい

くとファイターたちは早速考え始めるのだが当然のことながら一部興味のない者もいる


「お前らで行けよ」

「まあまあウルフ、そんなこと言わずには」

「俺様はそんな人がうじゃうじゃ来る所に行く趣味はねえんだよ」


それから数時間後、ふとアイスクライマーと共にいたルイージが声を発した


「さっきはああ言ったけど・・・ウルフとかってお店の人に向いてなさそうだよねえ」

「・・・確かに。子供とかは怖がって逃げそう」

「ハロウィンとかなら仮装って感じで誤魔化せたけど・・・」

「ってその事で言えばクッパやガノンドロフも同じ事が言えるんじゃ・・・そもそもあの人達
 がそんな協力とかするわけないよね。むしろ何か邪魔してきそうな気がするんだけど・・・」


その時ルイージの額には汗が流れた。それはかつてキノコ王国で行われた問題の

数々からこういった場でクッパはなにかを企んでいる可能性が高い。これまでは特に

問題も起こさずにいるが油断した隙を狙ってピーチをさらおうと企むのではないかと


「兄さん、クッパ何か企んだりしないかなあ」

「・・・わからん。だが油断は出来ないだろう」

「僕たちはかき氷を作る事にしたけどマリオ達はなにかするの?」


「あ、あぁ・・・俺はマスターが『大乱闘』をするとか言うからその出場者になってる」

「え、そうなの?」

「他の皆は何をするんだろう?強制参加じゃないみたいだけど・・・」


一方別の場では、呼ばれる前の話とマスターハンドから話された言葉によりこのカーニ

バルからオリマーの探しているお宝が見つかるのではないかとピカチュウの言葉に頷く


「お祭りってキラキラしたものが多いからきっと見つかると思うよ!」

「そうですね」


こうしてすることを決めたファイターたちから準備に取り掛かる。『かき氷』を作る事に決めた

アイスクライマーを含めた数人は他との違いから天然の氷を使うためにとある氷山にやって

くると氷を削って行く。マスターハンドの力もあり長期間保存と一瞬による移動が可能な為

名案と言えるだろう。またスマブラの部屋では紙を持ちながら歩くピーチの姿が


「調子はどうですか?」

「ゼルダ!楽しみだわ」


ゼルダの姿を見つけ駆け寄ったピーチは楽しそうに告げた


「いつも私は出場側だったからこういう司会ってやってみたかったのよね」

「サムスとスネークのアスレチック攻略『SUMABURA』も楽しみですね」

「ええ、2人の柔軟さを存分に発揮できるいい企画だと思うわ」


紙には当日の進行に合わせたセリフが書かれておりピーチはそれを覚えようとしていた

ゼルダはそんなピーチの補佐に加えステージの裏方などを担当する事になったのだ


「ここではこういうのってロボット達が考えてるのよね」

「ええ。当日は忙しいともいいますし・・・なんだか新鮮な感じですよね」

「スマブラを紹介する部分があるのだけれど、そこは私自分で考えなきゃいけないのよ
 ね。時間の関係もあるし的確に雰囲気を伝えつつ考えないといけないなんて難しいわ」


ピーチ達の表舞台の進行、マリオやフォックス達の乱闘、アイスクライマー達のかき氷

他にも『なんとなくわかる』といいそうな企画の中多くの人が知らない企画が動いていた


「1、2、3、4・・・」

「指揮の練習か」


部屋に入るとどこから出てきたと尋ねたくなるような黒色のピアノに座っていた人物は尋ねる


「うむ。久しぶりなものでな」

「しかしオーケストラとはあのマスターハンドもふざけたことを考えたものだ。ウルフや
 ファルコ、カービィはなにもしないというのに・・・何故俺がこんなことを?魔王だぞ」

「しかしピアノが弾けるとは驚いたぞ」

「趣味だ」


向き直ると鍵盤に置かれた手が動き演奏者から想像も出来ないような音色が響く


「魔王らしくない趣味だな」

「ふん。かつて我が城にもそれは大きなピアノがあったのだが・・・」

「あのリンクに城ごと壊された・・・しかしそこは元ゼルダの城だったのだろう?」

「まあな」



「クッパさーん、借りてきましたー。後キノピオさんがいくつか楽譜を貸してくれました!」

「ヨッシーか」

「いやあ、まさかクッパさん達と一緒に演奏する日が来るとは思いませんでした」

「しかもクッパとトゥーンが指揮者でしょー?」


扉が開くと現れたのはそれぞれ楽器を持ったヨッシーと子供リンク、ディディーコング


「前にキノコ王国で演奏したものらしいですよ?難易度もそれほど高くないそうですし」

「ふむ・・・」

「だけどこれじゃ長すぎるからちょっと省略する必要がありそうだよ?」


コピーされた紙を一同が受け取ると目を通す。そこにはパートごとに分かれ音符が並べ

られ旋律を表していた。クッパやガノンドロフを始めとした数人は楽器が演奏出来る事

から『オーケストラ』を演奏する事になったのだが企画者は他でもないマスターハンドだ


「まずはパートごとに演奏できるようにしないとね」

「合わせはそれからだねー」


ガノンドロフはまず参加しないだろうと踏んだマスターハンドは演奏出来る事を知って

おりこれを企画したのだ。幸いにも演奏が出来る者が他にもおりこのような形になった


「しっかしガノンドロフがピアノ演奏出来るなんて意外だねー」

「クッパも意外だよ」


サプライズという意味も込めて選ばれた一同とマスターハンドを始めとした3人意外は

この事を知らない。驚かそうと話さない事を提案したのは子供リンクとディディーだった


「ルカリオとミュウツーはキノピオに教わってるよ。2週間前には合流する予定だって」

「2週間で足りるかな?」

「奴らなら問題ないだろう」


それから日が経つと準備は着実に進められ、ルカリオとミュウツーが合流した


「じゃあ2ページめの5小節から始めるぞ」

「はーい」


クッパの指揮を元に一斉にそれぞれの楽器が音を発する。リズムに乗って音は一つの音

楽となり部屋に鳴り響いた。ちなみにこの部屋は防音効果もある為音漏れの心配はない

指揮を元に音が止まると練習を繰り返しふとトゥーンリンクは笑いながら告げた


「それにしても、『人外音楽隊』って変な名前だよね」

「ガノンドロフは人の形してるけど豚の魔王だからいいのかなー」


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次回

やってきたカーニバル当日、ファイター達が打ち合わせ通りに準備に取り掛かる一

方ポケモントレーナーとアイクはオリマーの手伝いをするために屋台を見回っていた

そんな中アイスクライマーを始めとした企画者達はそれぞれ成功の為奮闘し・・・


次回 第14話、「カーニバル」


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