INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第12話、操られなかった理由

マリオ達が集合することとなったある出来事、ニンテンドーの危機とも言えた『亜空事件』

だが彩花が関わっていることやなぜ無事だったのかなど今更になり気になり始め・・・

気になった末本人に聞くためにピーチ達は彩花の元にやってくるが意外な一面が・・・
____________________________________
「あ、マリオ死んだ」

「くっそおおおおおおお!」


リモコンを置くとマリオは叫んだ。すっかりゲームには夢中になった事もありスマブラの

中で誰もがこの2人を『ゲーマー』と認識していた。そこにやってきたのはピーチとサムス


「・・・ゼルダがいないとは珍しいな」

「プリン達と乱闘するそうよ」


ピーチはソファにて寝転びながら画面を見ていた彩花の姿を見つけた。警戒心など

微塵も感じられない姿を眺めているとふと浮かんだのはここに来る前起きた事件の事



「そういえばタブーの時よく無事だったわね」

「そういえば・・・・やはりファルコの言うとおり悪運か。ポケモンを連れてたのか?」

「連れてなかったよ」


蒼答えるがファイターたちと違い彩花は戦う事の出来ない人物のはず。あれほどの亜空軍

が蔓延っていた場で迂闊に歩けば襲われないはずがない。その事を考えるとあの場で会い

それまで無事でいたのは奇跡を通り越して一つの疑問でしかない。それは誰もが思った


「途中で僕たちは合流したけど・・・それまでといい亜空間の中で別れてからと
 いい彩花よく無事だったピチュね。プリムとか敵沢山いなかったピチュか?」

「いたよーもう沢山。逃げて逃げて逃げて・・・あそこはやばかった」


そもそも異変を知りかつてスマブラに所属していた使命感からか動き出したマリオ達

や単純な正義感から動き出した新ファイター達に比べ彼女の動機はほんの偶然なのだ


「確かテレビ見てたらマリオとカービィの試合が映ったんだって?」

「そう。昼くらいに暇だなーってテレビつけたら偶然ね」


ホウエン地方を始め周辺ではマリオなどの国やファイター達の事を報道する事はほぼ

なく。これまで見た事なかったからこそその時は驚いたという。それはDX解散後の話だ


「久々に見たし面白そうな事してたから見てたら突然画面が真っ黒になってさ」

「その時亜空爆弾が落とされたんだな」

「・・あぁ。それで一瞬紫になったんだ」


当時の事を思い出すと納得したように声を発するがそれから動き出す経緯がわからない


「で?そこまではわかるがそこからなんで事件に首を突っ込んだんだよ」

「いや・・・あんなの家に落とされたら大変だと思って・・・何が起きてるかはマスターハンド
 に訊けば分かると思ってスマブラがあった場に行ったんだけど・・・いなかったんだよねえ」

「その時、マスターは異変に気づいていたのか?」


その時どこから声が聞こえると何もなかった場に白い姿が現れた


「うむ。私はあの場から離れ落とされた場を中心にあれが何か調べていたのだ」

「それでしょうがないからファイター探そうと思ってキノコ王国行ったけど誰もいなくて」

「え?キノコ王国に来たの?」


方向音痴にとって真っ先にわかりそうなのがマリオ達のいるあの有名なキノコ王国なのだ

マリオ、ルイージ、ピーチを始め運が良ければドンキー、ヨッシーにも会えると踏んだのだ


「その時私はマリオ達の試合を見ていたのよ」

「俺は空中スタジアムでカービィと戦ってたがあれのせいで飛ばされたしな」

「で、マリオ達がいなくて帰らなかったんだ」

「そりゃそうだよ。誰も知らないかもしれないし伝えないとと思って」


そこからファイター探しは始まるのだが世界は広くファイターとは巡り合えず森を始め

様々な場所を歩きまわる。その先で荒野に出た彩花はマルス達に会う事になる


「で?マルス達に会ってどうして一緒にいかなかったのかな?」

「え?えー・・・」


質問に対し言いにくいように視線を逸らすと迷いの言葉を発する


「ねえ、どうして?一緒の方が安全だってことは自分でもわかったよね?」

「そりゃ・・・まあ・・・」

「なら、どうして?わかっているのなら普通安全な方取るわよね?」


ピーチにまで迫られるとますます苦い顔をするがここまで来ては逃げられそうにない


「・・・どうしても言わなきゃ駄目?」

「言えない理由でもあるの?」

「言えないというかいいにくいというか・・・」


逃げ出そうと視線を逸らすものの逃がさまいとピーチが迫ってくる


「・・・一緒に行ったら邪魔になると思って」

「え?」

「黒幕とか色々分からない状況とはいえ、一刻を争う事態だしそりゃ戦いだって起きる
 だろうし。あの人達と自分じゃ色々差がありすぎていると邪魔になると思ったんだよ」

「・・・・・・」


視線を逸らしながら告げる少女に対し想定外の返答にピーチは唖然としていた


「・・・・・・」

「・・・なんだよ」

「なんだか意外だわ・・・」



彩花の言葉はすぐ近くにいたピーチにしか聞こえないような小声で後ろの方にいた

数人は「?」を浮かべていた。咄嗟にピーチから距離を取ると「ふんっ」とそっぽを向く




「そう言えばあの時・・・確か剣をつか」

「うわああああああああ!」


ロイが何かを言いかけた時彩花は大声で叫んだ


「ビームソードだよ!クレイジーに亜空間に入る前にビームソード貰ったんだよ!」


無言の威圧感によりその続きを言うのをやめたがマリオ達の疑問は消えない

そんなマリオ達にものすごいスピードで彩花は言葉を並べた


「それに途中でソニックに助けられたし。そのあとすぐ君達と会ったし」

「というかもうあれから約2年経つのだな」


あの事件により新メンバーと会う事になった。マリオたちにとって思い出深い出来事でもある


「なんでポケモン連れてこなかったのかなー」

「ポケモンを危険な戦いに巻き込むわけにはいかないでしょう」

「トレーナーは普通に使ってたけどな」

「・・・・いや、まさか自分もポケモントレーナーがファイターとして選ばれているとは思わなかったよ」


信じられない、と呟くと彩花は呆れた表情でため息をついた


「なんだ?お前が選んだんじゃないのか?」

「今回私はステージの仕掛けとアイテム、ポケモンの一部を選んだだけでファイターに関し
 てはなんにも言ってないよ。あールカリオの話はマスターハンドにしたような気もするけど」

「そういえばルカリオもお前と会ったことあるって言ってたな。ミュウツーもだったか?」

「あぁ」


つくづくいろんな奴と会っているなと思ったマリオだった。とはいえ全員がポケモン関係なの

だが。それを思っていたのはマリオだけではなかった。そんな中ピーチが彩花に向かって言った


「5人は操られていたのだけれど・・・彩花は操られなかったの?」

「う・・・・」


ピーチの一言に3人は言葉を詰まらせるがそれに対しマリオは「それはこいつが弱いからだろ」

と伝える。が彩花はその言葉を否定した


「そんなことはないよ。いくら戦えなくても普段人の能力はほんの一部しか使えないわけ
 だし。タブーの力なら無理やりにでも引き出して利用することは出来たんじゃないかな?」

「そりゃ人質とかにも使えるだろうし・・・」

「実際仲間にならないかって聞かれたし」

「えっ!?」


3人は顔を上げた


「それは本当なのか?」

「あーうん。もちろんお断りしたけど」

「断って操られないものじゃないだろ」

「それはあれだよ。うん」


曖昧なまま答えを出さない。それに対しマリオは呟いた


「あれってなんだ・・・?」

「秘密」

「隠し事はよくないなあ。一体どうやったのかな?」

「え?あ・・・え?」


数秒後、リビングから叫び声が聞こえた。ちょうどリビングに向かっていた

ファルコンとオリマーの横を彩花がものすごいスピードで駆け抜けていく


「な・・・なんだ?」

「今すごい叫び声が聞こえましたけど・・・」



「まてええええええええ!」


再びリビングから叫び声が聞こえるとロイが同じく2人の横を駆け抜けていった

数分後ロイは戻ってくるのだが理由は聞き出せぬまま、しかしクレイジーハンドに

同じ質問をしたところ隣にいたマスターハンドが答えた


「まあ・・・意思の強さと言うか・・・堅さというか・・・・タブーが入りこむ隙がなかったのだろう」

「なんだそりゃ?」


マリオ達が聞く前にクレイジーハンドがどういう事か聞き返した。しかしそれにマスターハンド

が答えることはなく数秒間の沈黙にマリオ達は「?」を浮かべると再び曖昧な答えを残した


「今はまだ話すべきではないだろう。時が来たら話そう」



(とはいえ・・・そんな時が来るのだろうか)



マスターハンドは心の中で呟く。その言葉の意味は、マスターハンドにしか分からない



「ゼルダ、彩花の事だけれど・・・」


天気も良くお茶を飲んでいた中ピーチは同じく紅茶を飲んでいたゼルダに尋ねた


「どうかしました?」

「・・・ゼルダは前、スマブラに来るより前に彩花と会った事があるのよね?」

「ええ、そうですが?」

「彼女の性格って・・・どんな感じなの?」


いつものようにファイターの話ではなく、あの少女の話しにゼルダは驚いた表情を見せる


「・・・会ったとは言えどほんの数日・・・いえ、もっと短い期間・・・なので・・・」

「そうなの」

「ええ。けどどうして急に?」


珍しいと思いつつ尋ねるとピーチはカップをテーブルに置き口を開いた


「もしかして、想像していたのとは違うんじゃないかと思って」

「え?」

「DXの時、クッパやファルコのように協調性のない子だと思ってたのよ。自分勝手
 でワガママで・・・私たちより子供だから仕方ない事なのかもって思っていたの」

「・・・そうなんですか?」

「でも・・・」



つい数時間前聞いた言葉を思い出す。それは一瞬だけ見た雲の切れ間の光のよう


「人の事を思う事も出来るんだって思って」

「・・・私は最初から彼女は心優しい人だと思っていますよ」

「どうして?」




「本当に心ない人ならば・・・ハイラルを救ったりしませんから」



場所は変わりリビング、険悪な雰囲気が漂う中男は告げる


「・・・どうにも信じられんな。お前がこの俺を倒したなど」

「・・・・・・」

「改めてみると弱々しい。あれが夢ではないかと疑うくらいにな」

「・・・まさか殺そうとしたり・・・」



嫌な予感を察知すると逸らしていた視線はガノンドロフの方へと向く。今ここで襲われて

は対抗手段がない。今部屋には自分達以外誰もいない為助けを呼ぶ事も出来ない


「そ、そんなことしようとしてもマスターハンドがすぐガノンドロフを倒すよ。リンクも
 いるし私だってまだフロルの力があるし逃げればいくらガノンドロフと言っても・・・」

「・・・・・・」


無言のまま立ちあがると少女はビクッと反応する。そして無言のまま扉を抜けると




「・・・チッ」



========================================

次回

ファイターに選出されたオリマーだったがここに来る際社長からある条件を出されて

いた。それはこの星でオリマーの故郷に役に立ちそうな『お宝』を見つける事。そんな

中マスターハンドに集められた一同は近くでフェスティバルが開催される話を聞き・・・


次回 第13話、「宝探し」


第13話へ

スマブラX目次へ

スポンサーサイト
別窓 | スマブラX | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第13話、宝探し | INFINITE | 第11話、乱闘じゃない乱闘>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |