INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第9話、あの日あの夢

乱闘にゲームとスマブラを賑やかにさせる中彩花はロボットを連れどこかへと向かう

そんなことにも気づかずメンバー達は今日も乱闘にゲームに勤しむのだった。ロボット

が向かった先はなんと、あの時崩壊したはずの島だった。『エイン島』と名付けられ・・・
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「・・・・・・」

「・・・・・・」


賑やかな声が聞こえるリビングから進み外に出た先にある広場、そこに座って瞑想

している姿を見ながら少し離れた場にいたヨッシーとディディーコングは話していた


「ねえ、ミュウツーってポケモンもだけど、ルカリオもなんかクールだよね」

「ミュウツーさんはもう怖いくらいですが・・・そうですねえ」


穏やかな雰囲気を持つヨッシーであれど苦手な物は存在する。避けるとまではいか

ないもののカービィのように誰それ構わず話しかけるような勇気はなくあまり話さない


「決して悪い人ではないと思うんですけどねー」

「人って言うか・・・ポケモンっていう生物でしょ?」


瞑想を終えたルカリオが歩いていると廊下の向こうから顔見知りの存在がやってくる


「ルカリオ、これあげるよ」

「なんだ?」


無表情のまま尋ねるが手に持っていた物を見た瞬間目を見開いた


「そ、それは・・・!」

「いやールカリオこれ好きだったなあって」

「チョコ!」


差し出されたものを受け取ると袋を開け口に入れると強面の表情が見る見る変わる


「覚えていたのか。私がチョコレートが好きだということを」

「まあ、サトシのピカチュウはケチャップ好きだしポケモンも意外とよくわかんないよねー」

「・・・懐かしい名だな」


食べかけのチョコレートを見つめるとルカリオは呟いた


「サトシ・・・元気だろうか」

「まあ元気なんじゃない?なんてったって10まんボルト受けても平気なんだから」


苦笑いしながら告げるとそんな表情を見てルカリオも思い出すように笑みを浮かべた


「まあ、多分ポケモンマスター目指して頑張ってるんじゃない?」

「そう言えば彩花もポケモンマスターを目指しているのではないか?」


ふと尋ねると眉を下げ迷ったようにトーンの下がった声が聞こえてきた


「うーん・・・多分サトシのポケモンマスターって言うのはリーグ優勝なんだろうけ
 ど、そもそもポケモンマスターって何だろうね?私は既に一回は優勝した訳だし」

「む、そうだったのか・・・?」

「この間ね。まあけど、優勝してもポケモンマスターになったって気はしないんだよ
 ね。あの後四天王と戦う事があって結構苦戦したし全然マスターじゃないなって」

「ふむ・・・」


過去にルカリオと彩花が会ったのは城がそびえるとある場所。舞踏会の中ポケモン

バトルをしている少年とルカリオは出会い、後にルカリオと彩花は出会うこととなった


「人によってゴールもそれぞれだなって。まあ今回はこうやってスマブラも復活しちゃ
 ったわけだし仕方なくこっちに来たわけだけどやっぱり連覇したいとか思ったりさ」

「そう聞くとなんだか復活が嬉しそうには聞こえないな?」

「実際そこまで嬉しくはないけどね。でも、ミュウツーやルカリオと再会出来たのは大きいか」



それはまだ、僕がポケモントレーナーになったばかりで森の中を歩いていた時の事

突然網が広げられると自分は網に捕まり身動きが取れなくなっていた。そして博士

に貰ったヒトカゲは大人の集団に捕まりどこかへと去って行ってしまった


「ぷはっ」


何とか網から抜け出す物のヒトカゲの姿はなく、連れ去った人達の姿も見当たらず

途方に暮れていた。唯一いたポケモンがヒトカゲだったこともありどうすることもできず



「ヒトカゲ・・・」


その時現れてヒトカゲを取り戻すのを手伝ってくれたのが、あのトレーナーだった



「ほう、そんな事が」

「うん。彩花さんは覚えているかわからないけど・・・その時彩花さんはバトル
 フロンティアに挑戦している途中で困っていた僕に声を掛けてくれたんだ」


「どうしよう・・・」


小町果てていたところ、草むらが揺れる音がし振り返る。一瞬あの集団化と思

いきや現れたのはボーイッシュな服装にキャップを被った少女・・・彩花だった


「またロケット団か。そういうことなら私がヒトカゲを取り戻すよ」

「えっいいんですか!?」

「まあ、あいつらのしてることはいつも許せない事だしね」






「あの時の彩花さんはすごくかっこよくていつか僕もあんな強いトレーナーになりたいと思ったんだ」

「と思ったら、あそこでまさかの再会だったというわけだ」


相手は大の大人、しかも2人に対し数人と言う圧倒的不利な状況


「アーボック、かみつく!」

「カメックス、ハイドロポンプ!」


手慣れたように指示を出す姿は同じ子供とは思えず言葉すら出なかった


「このジャリガール!」

「君達さあ、修行すれば強くなれると思うのにもったいないよ。デンリュウ、10まんボルト!」

『やな感じー!』



ロケット団と呼ばれる悪の組織を撃退するとヒトカゲを助ける事に成功した


「あの!ありがとうございます」

「別に、当然の事をしただけだよ」




「・・・すごい。僕たちも・・・」




「で、でもびっくりしたよ。まさか伝説のポケモンミュウツーまでいるなんて」

「・・・あれからお前は強くなれたのか?」


ミュウツーの言葉にハッとすると迷った声を発した


「・・・わからない。あれから僕たちは特訓して・・・ジムバッチを集めてリーグに出たけど
 予選で敗退して・・・あの時よりは強くなれたけどそれは強いと言えるのかどうか・・・」

「なら、私が実力を見てやろうではないか」

「えっ・・・最強と謳われるミュウツーと!?か、勝てるかなあ・・・」

「そんな弱気でどうする。お前は・・・ファイターなのだからな」



「・・・ファイター・・・というのも・・・いまいち実感が湧かないんだよね」

「何故だ?」

「元々僕はトレーナーで・・・そんな僕が世界を救うための機関に入るだなんて。周り
 の人達を見たら一層自分がここにいるのが不思議で・・・ちゃんと戦えるのかなって」


戦うのはトレーナーではなくポケモン。故に疑問も一掃大きくなるのだろう


「挙句の果てに強い彩花さんはファイターじゃないし・・・僕よりも」

「だがお前が選ばれたのには理由があると私は思う」




「チョ・・・チョコだけでもこんなに種類があるとは!」

「ストロベリーにホワイトにアーモンド・・・あの時とこの間のは普通のミルクチョコだね」



後日、テーブルに並べられたチョコレートの数々を見てルカリオは目を輝かせていた


「何々?ルカリオチョコが好きなの?」

「なんだか意外ですね」

「あ、見た目的に面白いのならこれはどうよ、マリオの形の」

「!?」


その瞬間、背を向けていたマリオは立ちあがると駆け出しテーブルへと身を乗り出した

そこには並べられた数々のチョコレートの中に見事にもマリオの形をしたものがある


「なんだこれ!?」

「小さい頃はよく買ってたなあって」

「俺を食うとはどういうことだ!お前俺にどんな恨みがあるんだよ!」

「恨みはないけど面白いじゃん?」

「食われる側の気持ちになれ!つーかなんだよこれ!」


叫び散らすマリオだが別のところから取り出したのは似たようなピカチュウの形のチョコ


「それだけ有名ってことじゃないの?」

「これはピカチュウ!?ピカチュウのもあるのか!?」


部分部分が実物のように色分けされていてよくできておりマリオだけでなくピーチや

見に来た人々すら驚きの声を上げる。中には食べるのがもったいないと言う者まで


「はっ・・・それはワガハイがもらう!それを食えばマリオを食ったことになるのでは」

「お前に食われるとか一番嫌だわ!ならせめて別の奴にしてくれ!」

「なら僕がもらいますー」

「うっ・・・それはそれで・・・」

「もう自分で食えよめんどくせえな」


呆れたように告げるドンキーだったが棒の部分を持つと凝視しながら


「・・・・・・」

「共食いか」

「ファルコォ!?」


ふと通りかかったファルコの一言にマリオが振り返るがその瞬間においにつられ

てやってきた。カービィが飛び付くとマリオの手に持たれていたチョコレートは一瞬

のうちに消えさり棒だけが残るのだった。視線を戻した瞬間そんな状態になり


「あれ、俺のチョコは・・・」

「兄さんが全然食べないらカービィが食べちゃったよ」

「何?!」


あっという間に人だかりが出来リビング内はファイターの姿で一杯になる。がやがや

と城下町のような市場のような賑やかさを見つめてルカリオとミュウツーは呟いた


「・・・これがスマブラか」

「どうした?」

「いや・・・想像していたものと違うと思ってな」


黒い箱に入ったチョコレートを見てルカリオは告げる。世界を守る機関と聞いて真っ先に

浮かんだのは城の兵のような存在、特別な訓練やらトレーニングをすると思っていた


「なんというか緩いというか普通というか・・・特殊訓練でもするのかと」

「まあ、ある意味乱闘が『特殊訓練』かもな」


そう告げるのは一部始終を苦笑いしながら見ていたフォックス


「だが、あれは自由参加だろう?」

「いずれ『大乱闘』っていう強制参加の大会がある。あれが乱闘での成果発揮場と
 も呼べる。初戦敗退は格好悪いからな。だからこそ普段からの特訓が重要なんだ」

「・・・なるほど」


戦うと言う事は何かが荒れる事を意味する。が目的一つでこうも変わるものなのか


「うわあ・・・大乱闘嫌だな・・・」

「・・・とまあルイージは乱闘に参加せず大の戦い嫌いだ」

「フッ・・・」


僅かに笑みを浮かべると手に一つチョコレートを取り口に入れる


「・・・!?」

「ルカリオそれ、ブラックチョコよ」


サムスが指摘するも既に遅くルカリオは想像していた物と違う味に表情を変えた


「何だこれは・・・!?苦い!」

「それはブラックチョコレートと言って砂糖やミルクがあまり入ってないものだ」

「なんと・・・」



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次回

ある日の事、ゲームをしていたマリオの横でルイージとリンクが唸り声を上げてい

た。その原因は人数の増加による料理の苦戦だった。そんな話を聞いていたピー

チがサムスと共に手伝う事を宣言するがそれは脅威の悪夢の始まりだった・・・


次回 第10話、「姫達と憧れ」


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