INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

最終章、ランドール戦争

彩花達が消えていく中レプシスは少女の言った言葉を心の中で繰り返すと

槍を握る力を強めた。そして周辺に振り返ると同じく王宮騎士団の仲間達が頷いた


「リレミア王宮騎士団!今よりミズキ王子の援護に当たる!!全員続け!」

「「はっ!!」」


ミズキに向かって走り出すと騎士団達はミズキの前へと出た

レプシスと騎士団達の姿を確認するとミズキもまた鞘に収めていた剣を引き抜いた



「うおおおおおお!」


大声を上げ襲いかかってきたべス将の攻撃をミズキは剣を使い受け流した

次々とやり取りが行われる中ミズキに攻撃しようとしている兵士達をレプシスは倒していく

各国の兵士は自らの国の兵士だけでなく味方となった兵士がピンチに陥った時も

助け攻撃を続けていた。さっきまで敵対していたのが嘘かのように4国は1つになっていた


「!」


ミズキが攻撃を跳ね返した時、魔道書によって発動された魔道がべス将の槍へと

直撃した。雷は武器を貫き槍は真っ二つに折れた


「今だ!」


メライ王国王の叫びによりメライ兵達は弓を構え一気に発射した

次々と矢がべス王に刺さるとよろめいた所で今度はアルデバラン将シュロが叫ぶ


「レプシス殿!」

「承知した!」


名前を呼んだだけで何かを察知したレプシスは返事を返すと最後の一撃を加えた

ミズキの前で、兵士達がざわめく中べス将はゆっくりと倒れていった


「や・・・・やりましたー!」


崖にいたルイスが叫ぶとルイスの周りから状況を知った兵達は大声を上げた

波のように振動しその範囲が広まるとギン達もまた将を討ち取ったのだと気づき

彩花が近づくと顔を見合わせ笑みをこぼした



長い歴史を越えて、長く続いた戦争は今ここに終戦しようとしていた



「べス王はあの将によって殺されていたそうです」


後日べス兵から聞かされたのは知られざるべス王国の裏側

王も元々好戦的な性格であったとは言え卑怯な手を使った事はかつてした事がないそうだ

町を襲ったことと言い捕虜としてとらえた事と言い王とは違う方法に疑問を持っていた

レプシスとレイムもこの話を聞き納得すると同時に驚いていた


「全てはあの国の方針が招いた結果・・・ですか」

「すでに子息である新王が着任し今後はこのような争いは起こさないと言っているそうだ」


終戦した1ヶ月後、復旧作業が行われる中クレモア王の提案によりアルデバラン王国

リレミア王国、べス王国、クレモア王国、そしてメライ王国の王が集まり会議が行われていた

ミズキが戻るとそこにはレイム、レプシスを始め王宮騎士団の面々、4人がいた


「会議の結果、同盟を結ぶことになったよ。それと二度と戦争を起こさないと条約を結んだ」

「これで・・・全てが終わったのですね」

「・・・・あぁ」


この話は後日国民達に知れ渡り国中は喜びの声で溢れていた

さらにミズキは力不足である中今後も国の為に尽力すると国民達に伝えた

そしてさらに数日が経った頃、当然と言えば当然なのだがその時はやってくる


「・・・・いよいよですか」

「まあ、元々旅人ですし」


少し落ち着いた事を機に彩花達は明日この場から、この大陸から去ることを伝えた

暗い空気に包まれる中ミズキは3人に案内したい場所があると城から出た

夜になり辺りが暗くなろうとした時到着したとミズキは告げる


「・・・ここは?」

「輝きの丘と呼ばれる場所です」

「輝きの丘?」


リレミア城からそう遠くない丘の上にやってきた3人はミズキに言われるがまま

丘から空中を見上げた。しばらく見ていると、空が微かに輝きだした


「これは・・・・?」

「とても・・・幻想的ですね」


月の光に反射して空気に銀色の雪のようなものが輝いていた。雪とは違い触れることは

出来なくとも幻想的ともいえる風景に3人は思わず言葉を失った


「僕のお気に入りなんだ。小さな頃から父上に連れられてね」

「どういう原理でこうなってんのかな」

「わかりません。ですが・・・ここは天気の良い日に訪れるとこうして輝くので
 す。普段ここは僕と父上、歴代リレミア王しか知らない場所なのですが・・・・」


ここまで助けてくれた感謝とそれ以上の気持ちを込めて案内したかったとミズキは告げた

城に戻りそれから日付が変わるのはあっという間で別れの時もあっという間にやってきた


「ルイスもいくの?」

「はいー。今回の話を母上様にしたいなと。その後はまた旅商人をするつもりです」

「皆また遊びに来てください。いつでも歓迎しますよ」


レイムさんが告げるとその場にはレプシス将軍や騎士団の人達もいた


「彩花殿、ギン殿、シズク殿、ルイス殿も・・・お元気で」

「本当に遊びに来てくださいね」

「ここに来ればいるでしょ?」


旅人とは違い城に仕えるもの、また王族はその場から動く事は許されない

自由が無い中だからこそこのリレミア城に行けばいつでも会える事を意味していた


「そろそろいきますか。また何かあったら・・・エイン島・・・うーん」


彩花は地図を取り出すとその場を探し指さした


「ここに島があるんだけど、ギン達は普段ここを拠点にしてるからここに行けばいると思うよ。
 まあ旅に出てたりしてたらいないけど・・・人じゃないけど話せる生物がいるから誰もいない
 ってことはないと思う。最初見たときは怪しいかもしれないけど私の故郷にすむ生物だから」


振り返ると4人は城から離れるように歩きだした。

手を振る中距離が離れミズキ達が見えなくなりそうになると手を下ろし再び前を向いた

一年後、会議を終え戻るとそこにはレイムがいた。椅子に座るとミズキは告げる



「例の案件、通りそうだよ」

「誠ですか。これで賊も減るといいのですが・・・」


長くに渡り行われ終戦した戦争。その後この戦争は総称として「ランド―ル戦争」と

名付けられた。ランドール大陸全土を巻き込んでの戦争という意味でつけられたのだが

この出来事をきっかけにミズキは他大陸、他国を知るようになっていった



「僕達の知らない事が多すぎる。これが世界か」



別の場所では新たに城に仕えることになった兵士たちをレプシスは指導していた

未来リレミア王国、ランドール大陸を守る存在となるため自然と厳しくもなる

しかしレプシスの考えを理解した兵士たちは今日もまた訓練に励んでいた


「はっ・・・・とう!」


そんな様子を王室からミズキはレイムと共に見ていた。そして顔を上げると

青く広がる青空の中、見渡す限り広がる祖国リレミア王国を眺めていた


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END


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