INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第34章、最後の1国

仇であるマンドラを倒し戦場へと辿り着いたミズキ達。すでに始まっていた争いを止める為に

アルデバラン王国国王を説得し自ら戦線へと飛び込む。兵士達とギン達の協力を得ながら

前線へと刻々と近づいていた。そしてついに2人は前線へと飛び抜けるのだった

「やめるんだっ!」


相対していた2人の中ミズキの叫び声により動きが止まった

2人が振り返るとそこには息を切らせて立っているミズキがいた


「これ以上無駄な争いはやめるんだ!」

「・・・リレミア王子ミズキ・・・・」


ミズキの名を呟くと1人の男が少しだけ剣を下げた。もう片方は構えを解く事がない中

ミズキは息を整えると前に出て告げた


「私はリレミア王国のミズキと申します。両軍とも・・・武器を下ろしてください」


ミズキは剣を鞘にしまうと告げた。その様子に周りにはざわめき声が聞こえる


「私に戦う意思などありません。これ以上この戦いが無意味である事を知っているはずです」

「・・・・・・・・・」

「アルデバラン王は了承しています。べス・クレモア
 連合軍が武器を下ろせばこの争いは集結します」

「王が・・・?」


武器を下げた側の男はアルデバラン側の人間なのかその言葉を聞くとゆっくりと剣を下げた

そんな中1人のべス兵が弓を構えミズキを狙っていた。弓が完全に引かれた時

男の背後に衝撃が走りゆっくりと男は倒れた。その傍には彩花が立っていた

飛んだ矢はすぐに燃え地面に落ちると静かにミズキ達の方を見ていた


「クレモア王国もこんな戦いは望んでいないはずだ!貴国が厳しい条件の元べス王国
 に加担しているのは分かっている。一国一国では厳しくとも・・・大陸中の国が力を
 合わせれば助け合えるのではないだろうか。これが私の・・・リレミア王国の意見です」

「・・・・・・」

「何をぼさっとしておる!攻撃の手を緩めるなぁ!」


連合軍の一部の動きが鈍くなる中相対していたもう一人の男は叫んだ

おそらくこの人物はべス王国の将であり鈍くなっているのはクレモア兵だろう

そんな中クレモアを束ねる者と名乗った人物が現れた


「・・・・リレミア王国、アルデバラン王国はそう考えているのだな?」

「はい」

「・・・・・・昔からこの大陸の中でも特にリレミア王国はいつの時代も戦いを拒むな」

「・・・私は祖先と・・・父の思考を受け継ぎ、また私も同じ意思を持っているだけです」

「・・・全兵リレミア、アルデバラン兵に対する攻撃を止めよ!」

「!?」


男の指示で一瞬戸惑うも動きの鈍っていた兵士たちはこちらに向けていた武器を下ろした

思わぬ寝返り発言でべス王国の将軍らしき人物は驚きの表情を見せた


「貴様・・・!寝返る気か!?」

「・・・・・・」

「・・・・我が王国に背くとは身の程知らずどもめ。いいだろう・・・・!」


男は武器を収めていた男に向かって大きく振りかぶった。その瞬間男の体が

大きく吹き飛ぶ。槍が地面に突き刺さる中男は兵士たちのいる中へと飛んでいった


「つまり、クレモア兵はこっち側の意見に賛成ってことだよね?」

「!」


男の目の前には吹っ飛んだ将軍の変わりに彩花が立っていた

しかし走ってきた様子もなく突然現れたのだ


「・・・そなたは?」

「ただの旅人?今は・・・リレミア王国に協力してるけど」

「クレモアの将軍殿。貴国の意見は・・・・」

「・・・全ての判断は私に委ねられている。いいだろう。ミズキ殿の意見に乗ってみようではないか」


その時べス兵達の中から声が聞こえてきた


「・・・・・貴様あああああ!殺せ、殺せぇっ!」


数人の魔道士達が呪文を詠唱し始めた時、数本の矢が魔道士達に突き刺さり

その場に魔道士達は倒れていった。しかしう矢の射った方向は誰もいないはずの

数刻前ミズキ達が立っていた場所とは逆の崖


「・・・・人?」


ミズキとは別の場所で戦っていたレプシスが呟くとギンとシズクもまたその方向を見た

そこには崖の上に何人、何十人かの人が立っていた

シズクが目を凝らすとその中に見覚えのある人物が立っていた


「・・・・!」


シズクは再び姿を確認するとギン達に告げる


「・・・・メライ王国」

「え?」

「メライ王国の・・・」


数十人見えた人々は崖を駆け降りミズキ達と再び現れたべス兵の敵将の前に現れた

その中に彩花の見覚えのある人物がいた。その人物もまた彩花の姿を見つけると

以前会った事がある人物だと思いだすように気がついた


「メライ王国・・・」

「遅くなったが・・・一部始終を見させてもらった。そなたの言うとおりリレミア王国ミズキ・・・大し
 たものだ。3国中2国を味方に入れるとは。我々はメライ王国。これよりそなたたちに加勢する」

「メライ王国だと・・・?」


べス兵の将軍に向かってメライ王国国王は告げた


「貴様は・・・この提案に反対するのだな?」

「反対も何も、そのような生ぬるい世界などいらぬわ!」


べス兵は指示を受けると再び武器を構えた。それに対しリレミア王国、クレモア王国

アルデバラン王国も武器を構える。メライ王国の兵士たちもまた武器を構える中


「どうやら彼らを説得するのは不可能なようだが・・・どうする?」

「・・・・敵将を討ち取ればこの戦いは終わるでしょう。国王は・・・ここにはいないみ
 たいですし。それか・・・後ろの方で高みの見物をしているか。どちらにせよ・・こ
 こを仕切ってるのはそこの人でしょう。この際仕方ないといえば仕方ないですね」


ミズキが大きく敵はべス兵だけだと伝えるとそれに続いて各国もまた叫ぶ

強国であるべス王国、各国だけでは足元にも及ばない。しかし現在

3国、メライ王国も合わせて4国が揃った今その兵数は互角とも言えた


「全軍、進軍せよ!」

「全軍攻撃開始!」

「べス兵の将を倒せばこの戦いは終わる!」

「この戦いに終止符を!」


それぞれの国の上に立つ者が叫ぶと地面が震えていた声はさらに大地を揺るがす

程の大声を上げた。全員が武器を構えると止まっていた全兵が一気に動き出した

そんな彩花の元にギンとシズク、王宮騎士団達がやってくる


「ギン、シズク!この状況どう考えてもクレモア兵が不利だ!今すぐ
 クレモア兵をこっち側に誘導するよ!シズクは空から!ギンは道を!」

「!」

「レプシス将軍。将軍達は・・・ミズキと共に戦ってください」


ギンとシズクが移動を開始すると彩花は告げた


「この戦いは部外者である私達が手だしするべきではありません。最後は・・・ミ
 ズキ達で成し遂げなければ意味がない。誘導が終わり次第私達も合流します」


そう言い残すと彩花もまた兵士達の中に消えるのだった


=================================

次回

最後の戦いとなろうとしていたランドール戦争。奮闘の末長い戦いが終わろうと

していた。新ランドール大陸となり5つの国は新たに条約を組む

そして大陸が落ち着いた頃、彩花達はこの大陸を後にしようとしていた


次回 最終章、「ランドール戦争」


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