INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第31章、国の運命

べス・クレモア連合軍の戦力を削るため彩花達は王宮騎士団と共に各地の砦に奇襲をかける

一方リレミア城ではアルデバラン王国の王より矢文により協力要請される

ミズキは自らにしかできない事を確認し自らの使命を受け入れ国の運命を変えることを決意したのだった

「王宮騎士団。ただ今戻りました」


レプシスが彩花達と共に王室に入るとそこにはミズキとレイムがいた

兵士より報告を受けていたのか窓を見ていたミズキは振り返った




「待っていたよ」




振り返ったミズキの表情は城を出ていくときと一変していた。それは良い意味で

ミズキはあの後考え決めた事を5人に話した


「・・・身勝手な判断だとは思います。ですが・・・」

「何を言いますか。私はこの国に忠誠を誓う身。最期まで、王子と共に」


連合軍に進攻を受けているアルデバランを助けることを伝えるとレプシスは反対する

事もなくどこまでも王子の判断に従うと伝えた



「レプシス・・・」



感動的とも言える状況の中4人がお互い向き会うと笑った

その直後目が合うと彩花は無言でミズキの前へと出た


「私はこの国を守ると決めた。王子がそう決めたのなら・・・」



彩花は片膝をつくと告げた



「私はこの国の為に協力すると決めた。その気持ちは変わらない」

「!」

「絶対にこの国を守ってみせる。絶対にミズキを守ってみせる」



矢文を受けることに決めたミズキは兵士に手紙を持たせた

2日後1人の兵士がリレミア城を訪れた。鎧の色からリレミア兵ではないことがわかる



「我が国・・・アルデバラン王国とべス・クレモア連合軍はおそらく5日後アルデ山
 岳にて大規模な戦争が行われます。偵察部隊から進軍状況の文が届きました」

「・・・・これ以上多くの者を死なせるわけにはいかない」


それが祖国の民であれ他国の民であれ、同じ人である事に変わりはない

同じ命に変わりはない。ミズキは「わかった」と兵士に伝えた


「・・・わかった。私達リレミア王国も兵を引きつれて向かおう。しかし・・・国王に伝えて欲
 しい。僕たちは連合軍に勝つためではなく・・・この戦争を終わらせるために向かうのだと」



兵士が城から帰っていく姿を見送るとレプシス含めその場にいた兵士に全員に

伝えるようにと指示した。返事を返すとそれぞれが動き出す中4人はその場に立っていた



「大変な事になりましたね」

「確かに大変なことだけど、4国が一箇所に集まるという事は・・・終戦の可能性もあるってことだよ」


ルイスの横で彩花は冷静に伝えた


「そしてこれが終戦に向かうかどうかは・・・ミズキと、各国の王次第だ」


それぞれの国の頂点に立つ者が意見を揃えないとこの戦いは終わらない

クレモア王国は逆らえないことからべス王国に加勢していることはレプシスはすぐに

気付いた。真の敵はべス王国でありそれさえなんとかなればこの戦いは終わる


「戦争とは・・・やはり残酷なものですね」

「・・・俺はここに来てよかったと思っています」

「ギン?」


彩花の隣でギンはルイスに向かって言う。それに対しシズクが聞き返した


「この地に来なければ、この戦争に巻き込まれなければ俺の考えは変わらなかった。命
 が尊いものだと・・・人は全員が憎き心を持っているだけではないと知れたのですから」

「・・・確かに、この目で確かめる事ができました。心優しき人間もいるのだと」

「どの国もどの世界もこんな人が王子だったら・・・王だったら平和なのにね」


戦争があるからこのような平和を望む人が現れるのだと思っていた

起きるべきではないけれどこの戦争が終結すれば改めて考えを変える者も現れるだろう


「あと少しだけ・・・力を貸してください」


ミズキは3人に向かって言った


「当然です」

「共にこの戦いを終わらせましょう」

「私も最期までお付き合いします!」


3人が意気込む中彩花はフッとため息をつくと告げた


「戦いを終わらせるのが最終目的じゃない。それぞれの国が同じ意思を持ち二度と戦
 争を起こさないと心の底から誓わなきゃいけない。まだまだやるべきことは沢山ある」

「そのために・・・まずはこの戦争を終わらせないとね」

「・・・・・はい」


大規模な戦争が起きると予測される日まであと4日、集められた全兵に向かって

ミズキは堂々とした姿勢で向かうと前に立ち口を開いた


「僕達の動き次第ではこの長き戦いを終わらせられるかもしれない。この国を、この大陸
 を平和にするために・・・皆の力を貸してほしい。色々な事に甘い僕だけれど、頼りない
 王だけれど・・・僕は王子としてこの国を愛する国の民・・・皆のためにその使命を果たす」


一通り話し終えると静寂な空気が流れた。数秒後レプシス将軍が拍手すると王宮騎士団に

続き兵士たちも次第に拍手が湧き上がった


「リレミア王国に平和を!」

「この戦いに終止符を!」


次々とそんな叫び声が聞こえると兵士たちは声を合わせリレミア王国の名を連呼した

その声は城の周りに集まっていたリレミア王国中から集まった国民達にも聞こえ

外からもリレミアを呼ぶ名が聞こえた


「リーレミア!リーレミア!」


王国と国民が一丸になったような。ひとつになったような声援は城だけでなく

その周辺にも響き渡った。今までに感じた事のないエネルギーが感じられる



「僕達で・・・・この大陸の・・・この国の運命を変えるんだ!」



====================================

次回

3国の戦争を止める為にリレミア王国は動き出した。国境を越えアルデバラン王国へと

入ろうとした時べス兵が行く手を塞ぐ。しかしミズキの目に迷いはなく長き戦いを終わらせる

ために立ち向かうのだった


次回 第32章、「忠誠に誓って」


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