INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第32話、ブラインドサイド

戦いを終えた一同はフェレ城へと戻ってくるとそれぞれ治療を受ける中ロイは3人の発してい

た言葉が気になり問いかける。過去の話だと言う翔太だったが後に彩花からロイとリリーナ

は衝撃的な話を聞く事になる。そしてファイターたちはスマブラへと戻ってくるのだった
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その後、分かれた後ロイはあの時の事が気になり共に歩いていた翔太に尋ねようとする


「ね・・・ねえ」

「なんだ?」


しかしなかなか切り出せずにいた。すると翔太が口を開く


「悪かったな。やっぱり・・・俺には無理のようだ」

「え?」

「真実を知ってから・・・罪滅ぼし・・・にもならないがずっと戦ってきた」




あんなのは守った事にならないと、最終的に助けたのはロイだと告げる



「俺なんかより、お前が守ってやるべきだと思うぜ」

「・・・僕には・・・」





「ねえ、二人って・・・」


あの時の言葉が頭から離れない。その時声が聞こえるとマスターハンドがやってきた


「翔太、驚いたぞ」

「なにがだ?」

「あの後エリア様から聞いたのだが・・・以前世界の危機を救ったらしいな」



驚くべき所はそこだけではない。それは、以前ファイターたちが解決しようとしていた事件だ




「突如何者かによって倒された事件・・・エリア様の仰っていた人間とは君の事だったのだな」


このままでは聞けずに終わる。そう察したロイは今度こそと尋ねた


「ねえ翔太。彩花って・・・翔太の事・・・好きだったの?」

「!?」


次の瞬間、声を発したのはマスターハンドだった


「ロイ、その話を一体どこで・・・」

「え?それは・・・」

「過去の話だ」




翔太の声が聞こえ振り向いた。それはまた互いのころを知らなかった頃の話




「小学校の時に告白されてな。マスターハンドも知っているのか」

「・・・ああ。彼女から日常の話を聞くことはよくあった。あの事も・・・な」

「・・・・・・」


だがそれは過去の話だと告げるとその場から翔太は去って行った


「・・・・・・」

『二度、あいつは選ばれない事になるのか』




クレイジーハンドの言っていた言葉が思い出される。かつてこの話はクレイジーにしたのだ



「・・・知らなかったよ。2人に・・・そんな事があったなんて・・・」

「告白した数日後、答えを聞くことなく彩花はその場から去った。数日間答えがな
 かったことから駄目だったと判断したようだったがな。今がどうかはわからない」

「・・・悔しいな。やっぱり、僕は何一つ知らないんだね」


その時、気配を感じ振り返るとリリーナと彩花の姿があった



「私は君達みたいにゲームが出てるわけじゃないんだからわかるわけないじゃん」

「彩花・・・」

「彩花よ。この件について、なにか変化はあったのか?」


問いかけようとしていた事をマスターハンドが問いかけると彩花はため息をついた


「あのねえ・・・普通そういうこと聞く?しかも人前で」

「す、すまん・・・」

「翔太も言った通りそれは過去の話だよ。エメラルドやあの件もあって・・・真実を知った時
 どうすればいいかわからなかった。今でも好きなのか・・・それは後に一つの結論に至った」

「・・・・・・」


次に、彩花は答えを言うのだろう。しかしそれを聞くのが怖かった


「今の私に、誰かを好きになることは出来ない」

「・・・え?」


声を発したのはリリーナだった


「駄目だって知った時、絶対に・・・二度と誰かを好きにならないと固く誓った。それか
 ら数年誰かを好きになる事もなく、あの件もあって誰かと関わる事自体を拒否した」


固く誓ったはずだったのに・・・再会した事とその後に起きた出来ごとによってそれは変わって行く


「再会の後にも、色んな人と出会って関わるたびに少しだけ・・・ほら、高校生にこの手の
 話は必ずと言っていいほどある話題でしょ?いざ言われて考えると・・・わからないんだ」



あの時のように決定的な理由がなく、あらゆる物を取り戻していくと気づいたのだ


「だから、もう誰かを好きになる事はないんじゃないかな」

「そんな・・・」

「・・・あぁもう、君がそんな顔する必要ないんだって」


呆れたように彩花は告げる


「別に困らないしそれだけが全てじゃないでしょう?」

「でも・・・」

「本来ならこうして誰かと会話することすらあり得ない話だった。誰かを信じるなんて本来
 あり得なかった事があり得るようになったんだからこの事だって可能性はあるでしょう?」

「・・・・・・」


そう言い残すと3人の横を通り過ぎ歩いて行った。ロイが追いかける中



「一つ質問がある」

「なんですか?」

「・・・君たちのほとんどの事を彩花は知っている。もしロイが、別の道を選んだ場合・・・」

「その時は、その時です」


戻って来てから、マスターハンドはリリーナにある話をしていた


「史実がどうであっても・・・誰がどう望んでいても・・・最終的に選ぶのは彼ですから」

「・・・そうか」



おそらく彩花が知っても考えを改める事はないだろう。だが確かめてみたかったのだ


「私はここが好きなんです。どんな形になろうと、その気持ちは変わりません」

「君たちなら、リキア同盟をまとめられるだろう」

「そんな、私なんてまだまだですよ」

「いや、私が保障しよう。君はいずれ・・・この地に必要不可欠な存在となる」


歩いていった先で、彩花は密かに呟いた



「いつか・・・そんな日は来るのかな」



「彩花!」


叫び声が聞こえ振り返ると走ってくるロイの姿が。ロイはあのキーホルダーを取り出した


「これ、助かったよ。これがなかったら手も足も出せなかった」

「君なら私よりも使いこなせると思っていたよ」


剣の形をしたキーホルダーを見ながら彩花は告げた


「それ、少し特殊なものである人に貰ったんだ。私には使いこなせなくてただの剣も同
 然だったんだけどあの時確信したよ。やっぱり私なんかより君の方が使いこなせるね」


こうしてファイター達はフェレを後にし、スマブラに戻ろうとしていた


「また今度遊びに行く」

「来なくていいです」

「またそんなこと言って・・・」


ため息まじりにリリーナは呟くとただしと彩花は付け足す


「ただし、この地がピンチになったら呼んでくれてもいいんだよ?」

「え?」

「アクマリン団団長神月彩花が総戦力を持って助けにいくから」


ファイター達が戻ると、こうしてゆっくりと日常へと戻って行った


「・・・・・・」

「来ないねえ」


ある日の事、ファイター達が食堂に集まると一向に現れない人物に苦笑いを浮かべていた


「あ、ゲッコウガ・・・彩花は?」

「ゲコ・・・」


やってきたゲッコウガに尋ねてみるもゲッコウガは首を振った


「・・・これは、久々にお世話係の出番かしら?」

「・・・・・・」


楽しげに告げるピーチだったがサムスとWトレーナーは無言のままでいた


「いえ、私が起こして来ましょうか」

「もうWii Fit トレーナー!ここはロイがいくことに意味があるのよ!」

「ですが・・・」

「いいよ、僕が行ってくる」


食堂から出ると長い廊下を渡り階段を上る。そしてやってきた扉を開けると少女は寝ていた



「なんだか・・・久しぶりだ」



最後にこの部屋に入ったのは彼女より過去の話をされた時。ふと近くにあったものに気づく


「これ・・・」


手に取ったのはペンギンのぬいぐるみ。かつて少女の誕生日にとロイが作った

ものだ。その時、背後から聞こえた声に振り返るとそこには英霊ロイが立っていた


「こうして、ちゃんと会話するのは初めてかな?」

「君は・・・知ってるの?彩花の事」



第一声に驚いたような表情をしつつ英霊ロイは答える


「僕が出会ったのはほんの少し前だからね。学校で起きた事は知らないよ」

「そうなんだ・・・」

「それに、僕には今のスマブラの記憶もない」

「え?」



「僕の記憶はXで止まっている。Xの後、僕はずっとフェレにいたからね」

「それって・・・Xの後スマブラは再結成されなかったって事?」

「そう。だから正直言って君が羨ましいよ。・・・彩花の事、頼んだよ」


前に進むと、肩に手を置き一言告げた瞬間、英霊ロイは魔符へと戻りロイはそれを掴む



「・・・・・・」



魔符を机の上に置き、久しぶりと言える言葉をかけた


「もう11時だぞ」

「ひ・・・久々だからかな・・・すごいつかれたよ」


リビングにやってくるとマリオとルイージがゲームをしていた。久々のゲームだからか何

回目かのようでもう一回とマリオが叫ぶとルイージは呆れたようにステージ選択をしていた



「どうよ、新しいマリオカートは」

「ぐねぐねしてすぐ見失うな・・・あっ始まる!」

「あれ、彩花さんは?」

「彩花なら持ってた服が2着ともボロボロになったから新しいの作りに行くってでてったよ」



数時間後、スマブラに戻ってきた彩花のもとにやってきたのはWii Fit トレーナーだった

彼女からやってくることは初と言っていいほど珍しく何かと思いきや思わぬ言葉が飛び出る



「私もゲームの事はある程度知っている身、なんとかしようとしましたが・・・中々手ごわいですね」

「もしかして、サムスに話したのってWii Fit トレーナー?」

「・・・はい。少しでも貴方の負荷を軽減できればと思ったのですが・・・」


申し訳なさそうに告げるWii Fit トレーナーに向かって彩花が口を開く


「・・・突然変わるほど、怖い事ってないよね」

「え?」

「このままでいい。わかってるんだ、あれがなくなったらそれはそれで寂しいって」


唖然としていたWii Fit トレーナーだったが納得したように言葉を止めると話題を変えた


「私、ファイターの事はほどんと情報として知っているのですが、貴方だけ知らないんですよね」

「だろうね。私のゲームはないし見た事もないし」

「・・・貴方は、何をした人なんですか?」


本で調べても、少女の情報はなくマスターハンドに尋ねた事もあったがそれも不発

Wii Fit トレーナーの中で彩花に関する出来事はある意味で一つの疑問となっていた




「何もしてない・・・って何を持って何をしたっていうんだろうね」



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次回

以前スマブラに着たときとは違い戦える事が明らかになった翔太は改めてロイの実力を

見ようと勝負を挑む。そんな中ポケモントレーナーは翔太とポケモンバトルした時の事を

話したのをきっかけに一同は彩花のトレーナーとしての強さの理由を知るのだった


NEXT 第33話、「灰色の強さ」


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