INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第26話、暗雲の伝達

ゼルダは夢のお告げにて未来に起きるであろう風景を見る。同時にシュルクもモナドに

よって発動される能力ビジョンによって未来を知る。大陸に降り立ったファイターたちは

本拠地と思われる場に向かう途中沙織から神の力を受けた少女の話を聞くのだった
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「えっ・・・」

「未来!?」


それは夢のお告げと言われる一般的には予知夢と言われるものだ。誰もが予知夢を見る

事はあり得るのだが中でもと知恵のトライフォースの力を持つゼルダは頻度が高くそれはハ

イラルに迫る脅威からリンクの存在まで、スマブラ内でも力を発揮することは何度かあった


「どんな夢を見たんですか?」

「・・・私たちは、灰色の建物内で黒き炎の人達と戦っていました」



誰もがゼルダに集中し話を聞いていた



「私たちの中に・・・見慣れない少女がいたのです」

「それって・・・」


そこに言葉を発したのはシュルクだった


「シュルク、何か知ってるの?」

「・・・もしかして、見たのか?」

「!・・・やはり、知っているんですね」


ファイター達が疑問に思う中マスターハンドは一同に向けて告げた


「実は、シュルクもゼルダに似た能力を持っているのだ」

「えっ・・・それって・・・未来が見えるって事!?」

「あぁ。シュルクが持っている武器・・・モナドによって起きてるんだがな、『ビジョ
 ン』と呼ばれる能力で未来に起きる出来事のワンシーンを見る事が出来るんだ」

「とはいっても、好きな時にみられる訳じゃないけどね」

「それは私もです。・・・シュルクは何を見たのですか?」


同じように灰色の建物で戦っていた時、叫び声を上げる組織員に対してファイターでは

なくこの場にもいない少女が返していた。そのやりとりは続けられると魔物が召喚された


「知らない人?」

「特徴は?」

「ええと・・・あまりはっきりは覚えていないのですが・・・女性でした」

「僕たちと同じくらいで・・・そう、剣を持ってたよ」


その時、物音がし振り返るとそこには沙織がいた



「あれ、沙織、彩花は・・・」

「つかれたってテントに戻ってるよ。それより・・・ちょっと話しておこうと思った事があってね」

「?」



歩いて行くと空いていた場に入り全員が沙織に集中した


「・・・・・・」

「なんだ?」

「そうだね・・・どう言えばいいかな、この先、嵐が来ると思うよ」





「・・・何?」


遠慮がちに切り出された言葉に数秒後、ファイターたちは単発的な声を発した




「ええと・・・」

「何か言いにくいことなのか?」

「そうだね・・・上田君との件もあって一段落した所で悪いけど」

「上田君?」


普段ファイターたちは名前で呼びファイターの多くは名字など存在しないことが多い


「翔太の事だな。で、なんだ?」

「・・・この先、ある人物に会う事になると思う」

「え?」

「その人は味方であることは間違いないんだけど・・・無理かもしれない
 けど、彩花と会わせないほうがいいと思う。きっと大変なことになるから」

「大変な事?それは・・・どういうことですか?」





そこで翔太は沙織の反応を見てまさかと声を発する。それに対し沙織は頷いた





「・・・和葉も・・・多分関わってると思う」



「え?え?」

「さっき、謎の少女が現れて言ったんだ。彩花に悪い存在がいるから身を引いた方がいいって」

「ちょっとまて、お前ら何の事を言ってるのか説明してくれ」




マリオが頭を押さえながら尋ねるとファイターたちも同じような言葉を述べる




「さっきから何を言ってるの?謎の少女って?彩花にとって悪い存在って?」


そこでロイとサムス、二人は別の言葉に対しある人物を思い浮かべる




「まさか・・・でも、それならもう会ってるはずじゃ・・・」

「違うんだ。鈴木が言った悪い相手って言うのは・・・清守和葉の事だ」

「誰?それ」




一部の人物たちの表情が神妙になって行く中、沙織は告げた




「高校の同級生でね、彩花達と同じように神様から力を受けた子なんだよ」

「え?」

「これだけ大きな事件、ただの時代の流れじゃ解決できないと思ったのか頼んだのかもな」

「エリア様が・・・?」




マスターハンドの言葉に翔太は頷いた




「だから、彩花の過去とは関係ないんだ」

「じゃあ・・・なんで悪い相手なの?」

「悪い相手っていうより・・・仲が悪いって言った方が正しいかも」





苦笑いしながら沙織は告げた。深刻ではないものの良い方向でもなさそうな表情で





「ええと、ここでいうファルコとウルフみたいな関係かな」

「なんだそれ」

「まあただ、大変なことにしたくなかったら会わせないほうがいいよって話」

「俺と一緒だよ。向こうはなんとも思ってないんだけどな、あいつが一方的に嫌悪してるんだ」




呆れるようにため息をつくと翔太は呟いた。それに対してマリオが尋ねる




「なんでだ?」

「それは・・・俺も詳しくは知らん。鈴木は何か知ってるか?」




再び視線は沙織に向かうと普段見ない表情をしている事に違和感を感じる




「・・・知ってるは知ってる」

「その感じじゃ、深刻な理由のようだな」

「いや、理由事態は大したことないと思うんだけど・・・物の感じ方って人それぞれだからさ」




正直、自分にもよくわからないと沙織は苦笑いしながら告げた




「正直私もよくわからないんだ。ほら、私は神様に選ばれてないただの人だか
 らさ。選ばれたことに変わりはないのにそこまで嫌う理由が分からないんだ」

「そうなんだ・・・」

「それに、こういうのって勝手に話しちゃ駄目だと思うからさ」





日は明け太陽が昇るとファイターたちは再び歩き出す。今さらスマブラに戻すわけにも

いかずなによりも前回の事から否定する者がいることにより状況は何一つ変わっていな

かった。誰もが正しい選択が分からぬままついに要塞と思われる建物の前に来ていた





「さっき休憩した町で聞いたんだけどね、数時間後には各国の機関もくるみたいだよ」

「えっそうなの」

「相手が相手だけに特殊部隊も来るみたい」




作戦は主にミュウツーやルフレ、頭脳派の者によって立てられ一同の準備は万端だった




「よし、行くぞ」

「私達はここで待機している。・・・力になれずすまない」

「大丈夫です!お任せください!」

「皆さん、くれぐれも注意してください」




神達の言葉に頷くとファイターたちは建物の中へと向かっていた。隠密行動でもなく見

つかるのはあっという間、行ってしまえば殴り込みなのだから見つからない必要はなく

次々現れる組織員たちを無力化していくと一同は走り続けた




「この風景・・・夢で見たものによく似ています」

「じゃあやっぱり・・・」

「僕も同じだ。けど・・・それがこの中のどこなのかはわからない」




ふと戦闘を走っていたマリオ達が止まりつられるように一同は止まる。前を見ると




「道が・・・二つある・・・」

「・・・二手に分かれるしかなさそうだな」


二手に分かれるとそれぞれ左右の道を走って行く。どっちの道を選んでも戦いは避けられ

ないもので次から次へと現れ、逆にこの大人数はここが本拠地ではないかと推測された


「こんなに広いなんて・・・ますます可能性は高くなりますね」

「同じような道ばかりで・・・分からなくなりそうだね」

「また来たぞ!」


走っていたファイター達の前に十何人もの人が現れファイターたちは立ち止まった


「楽園の反逆者を救うのだ!」

「後悔させてやる!」


向かってくるものの所詮は演説によって寄り集まった一般人、ファイターたちは難

なく倒していく。全員が戦うまでもなく次々と倒れて行くと次第に向こうの声は変わり


「強いぞこいつら!」

「ひいいっ・・・!」


数人が逃げ出すと後方から足音が聞こえルカリオは振りかえる


「む」


つられるように数人が振り返ると武器を構える。しかし彼女は黒き炎のトレードマーク

である黒いジャケットと黒い紋章を掲げていないことに気づくと僅かに構えが緩んだ




「あの服を・・・着ていない?」

「なにあれ・・・変なのがいる・・・」


途端少女の手には剣が現れファイターたちに向かって構えた




「けど・・・ここで逃げる訳にはいかない・・・!」

「!」




少女の目は戦いモードと呼べ真剣な表情となっていた。その時沙織は前に出た



「待って!」

「っ・・・沙織!?」

「な・・・あの人は・・・」



少女は目を見開いたまま沙織の名を呟いた。数秒後構えを解くと沙織が駆け寄る


「なんで・・・沙織がここに」

「それはこっちのセリフだよ!なんでこんなところに・・・」

「それは・・・」


沙織から視線を外し少女はファイター達の方が気になるように見ていた


「・・・あの人達は、スマブラだよ」

「スマブラ?・・・何それ?」

「お前スマブラしらないのか!?」


反射的にマリオが叫ぶとルイージが以前彩花が話していた事をマリオに向かって話していた


「・・・言っちゃえば、この組織を解散させようとしてる組織だよ」

「沙織が知ってるってことは・・・あいつが・・・」




ファイター達が横を向くと翔太は頷いた





「ああ。あいつが、清守和葉だ」





ファイターたちは半月状態に囲むと少女を見ていた。一見どこにでもいそうな普通の少女

であるが手には紛れもなく武器と思われる剣が握られていた。がそれは突如姿を消す



「・・・・・・」




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次回

立ち塞がる組織員に対し道をこじ開け彩花達は進む。片方のファイターたちと合流する

が組織員たちに道を塞がれる。そんな中翔太は空中を移動できるライドの力で彩花と

共に先に進む事を提案する。様子を窺う彩花に対し、ロイは思いもよらぬ言葉を発する



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