INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第25話、夢と警告

かつてセガで出会った時の話を聞いたりする途中ファイターたちの元にやってきたのは

沙織だった。彩花と沙織は蒼真からある事を聞かされ黒き炎を止める使命を受ける。そ

んな時魔物が船を襲う。ファイターたちは初めて翔太の力を見る事になるのだった・・・
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「沙織!」

「ハロー・・・ってあれ?」


驚いたファイター達に対し手を上げていた沙織はふとファイターではない姿を見つける


「あれ、あれれれれ」

「久しぶりだな」

「え、なんでここに?前行った時はいなかった気がしたのに・・・」


説明する事数分、彩花は沙織に尋ねた


「沙織なら何か知ってるんじゃないの?」

「名前くらいしか知らない。それもちらっと聞いただけ」


そう。私がこの事を知ったのはほんの一瞬、街頭のスクリーンに大々的に流れていた

ニュース。いくら平和な国といえど世界であまりにも大きく起きている事件は流れる




「・・・本当にそれだけ?」




そこでずいっと近づくと彩花は尋ねる




「・・・まあ、詳しい事知らないのは本当だけどさ、被害を受けた国は数知れず、世界中
 から国際機関が出動してるみたいだね。日本からも人を派遣して援助してるらしいし」

「日本からも?」

「とはいえ、日本からは主に物資の補給らしいけどね」


それほどまでに大きな事件となりつつあるのだ。すると沙織はどこから聞こえた声に反応

する。しかし彼女は電話などは持っておらずファイター達からすれば独り言にしか聞こえない


「・・・なに?・・・彩花、ちょっと」

「え?」


そういい沙織はファイター達にまたあとでと手を振りながら彩花を連れ部屋から出て

行った。少し歩きファイターたちの集まっていた部屋から離れたところで沙織は止まる


「・・・ちょっと、厄介な事になったかも」

「え?」

「どっちにしろ関わるつもりだったとは思うけど・・・」




ため息をついた沙織に対し首を傾げると彩花の横に青い光が舞いおりると人の姿へと変わる




「・・・天界から使命が下された」

「え?どういうこと?」

「天界の者・・・パートナーを決める者は当然契約者となった人間の情報は網羅してい
 る。お前らが戦えることも。あまりにも不特定多数の命が無期限に奪われるものだ
 から天界直々に『黒き炎』を止めろとの使命が入った。正式には、お前ら二人にな」

「蒼真もハクも、人間相手には手出せないし私たちに止めろってさ」


その時、船は突然大きく傾いた。突然の揺れにバランスを崩すと2人は地面へと倒れこむ


「いたっ・・・何?」

「何かにぶつかった・・・?うわっ」




立ち上がろうとしていた所再び揺れる。その時別の場から誰かの叫び声が聞こえた




「なんだありゃあ!?イカ!?」



顔を見合わせた2人は立ちあがると甲板へと向かう。扉を抜けると真っ先に目に入っ

たのはずらりと並ぶファイター達。そして次に目に入ったのは視界の隅で動く白い線

そこにいたのは、船と大差ない大きさのイカだった




「何これ!?」

「知らん!」

「どうみても、今の揺れはこいつの仕業みたいだね」


触手が頭上に迫りファイター達は避ける。その反動で木の板が砕けた


「これじゃ・・・近づけねえぞ!」

「ピカー!」


叫び声を上げるとピカチュウがかみなりを放つ。頭上に落ちたことにより動きを鈍らせる

しかし人の大きさを優に超える為船中に張り巡らされる触手を切る事は出来ても急所と

思われる頭に攻撃することが出来る者はほんの一部


「うげっ」

「再生した!?」


挙句の果てに斬られた触手は再生される。そのうちの一本が2人に迫るとネールで防

ぐ。ファイターと共にいた翔太が手に刀を現すと何かを叫んだ瞬間何かが前に現れた


「ライド!」

「!?」


話には聞いていたもののその手に握られた刀と突如目の前に浮かんだ板に驚く。板に

乗った翔太はそのまま浮かび上がり猛スピードで攻撃を交わしながら頭へと近づいた


「ビックバン!」


次に叫んだのは沙織、何本もの触手が突如爆発を落とし途切れると地面へと落ちた


「衝波!」


頭付近に突っ込むと思われた時、翔太は刀を振るいながら叫んだ。その瞬間刃から衝撃

波のようなものが飛び出て刃先は当たっていないのに頭が切れ海の中へと消えて行った

自由自在に空を飛びながら回転するとファイターたちのいる甲板へと板から飛び降りた


「・・・・・・」


ファイターたちはただただ唖然とするしかなく、その場に立ちつくしていた。以前スマブラに来

た時の青年は戦いのない国からやってきて戦いを知らないはずだった。戦えないはずだった



「・・・そんなに驚かなくてもいいだろ」

「なるほど。エリア様の力か、確かに強力な力のようだ」


どう言葉を発せばいいか迷っていた時に聞こえたのはクレイジーハンドの声


「はっはっは驚いたぜ!想像以上に様になってるじゃねえか!」

「うおっ痛い痛い!」


バンバンと叩くと翔太はクレイジーハンドに向かって叫んでいる。一同は中に戻るのだが


「強かったね」

「うん・・・」

「ロイの言ってた事・・・本当だったんだ」


ファイター達が驚きの声を上げる中、誰よりも疑問に感じている人物がいた。一体いつどこで

あの力を手にすることになったのか。一体いつから戦えたのか、そして何よりも一番の疑問は





(・・・あの2人の間に・・・一体何が・・・)







「ここは・・・」






気がついた時には自分はどこかに立っていた。見渡す限り灰色の壁が続き人工的に造ら

れた建物のように見える。ふと自分の手を見るとはっきりと意識があることに違和感を感じた




「それにこれは・・・」




久々の感覚、しかし初めてではない感覚に真っ先にある言葉が頭に浮かんだ

すると次第に何かが聞こえ目の前に見慣れたファイターたちの姿が見えた


「!」



ファイターたちは無数の人と対峙しており戦っている。誰もが同じ衣服・・・黒い衣服を着て

見慣れた姿から『黒き炎』なのだと判断する。その時ファイターたちと共にいる姿に気づいた



「・・・・・・」


目覚めるとうっすらと日が差し込み、朝を迎えていたのだと彼女は気づいた


「あとちょっとでつくはずだ」

「長かったなあー」


マスターハンドが告げるとファイターたちは各々言葉を口に出す


「僕はこういうの初めてだからもっと乗ってたかった気もするなー」

「えぇー僕はもういいよー。あんなのに襲われるなんて」

「・・・僕、あんなのと何回も戦ったんだけどなあ・・・船の上で」

「ええっ!?」


トゥーンリンクの言葉にピカチュウ達が驚いて話が弾みその会話をファイター

達が聞いていた時、同じく話を聞いていた一人の人物は脳に違和感を感じた





「その時は爆弾で目を狙って・・・」





会話が遠くなり聞こえなくなると、頭の中に船の中とはまったく別の風景が浮かんでいた

そこは工場のような研究施設のような人工的に造られた灰色を基調とした建物。そこに

自分を始めファイターたちは何人、何十人ものあの『黒き炎』と戦っていた


『そうやって、他人を傷つけることでしか価値を見出せないなんて』

『うるせえ!ガキが知った口を聞くんじゃねえ!』


そして人の前に無数の魔物が現れるとファイターと少女の表情は一層険しくなる


『勇気の守護者として、この戦いを終わらせる!』



「!」

「シュルク?どうしたの?」


突然聞こえた声に振り返るとそこには不思議そうに見ていたファイター達が


「ボーっとして・・・」

「ま、まさかファルコンみたいに酔ったとかいわないよね!?」

「ええっ今さら!?」

「ち、違うよ!」


勢いよく否定すると頭に流れた映像を思いかえし再び表情は神妙になる。なぜなら、この

現象を彼自身なにかを自覚しているからだ。それが何によって引き起こされているのかも


「じゃあ一体どうしたの?」

「ううん、なんでもないよ」


こうしてファイター達は長い航海の末大陸に足をつくのだった。久々に感じる土を踏む感覚

に感激する者もいるなか一刻も早く近づくために歩きはじめた。これだけの人数、かなりの

大所帯であり中には怪しい姿もあるため町の中では人々からの視線が集まったりもする


「この大陸にも車はないんだ」

「おい、見ろよ。あれ馬車じゃないか!?」

「あ、本当だ」


人々が行きかう中翔太は一部のファイターの中では珍しくない馬車を見つけると表情を変えた


「なんたって外国だからな。・・・って2人とも落ちついてんな」

「いや・・・だって・・・ねえ?」

「悪いけど、意外と見るんだよね。日本じゃ京都くらいしかないけど・・・」


歩き続けること数時間、日も落ち始めファイターたちはこの場で夜を明かすこととなったのだ

どこからともなく現れたテントに配分が決まると彩花と沙織は水を汲みに河原まで来ていた


「なんかさ、ファイター達とは前にも一緒にこういうことしてたけど上田君も一緒って言うのは
 違和感だね。あの時は彩花も一緒に行動してたわけじゃないし彩花もいるのは変な感じ」

「私もこうして始終一緒に行動するのは初のような気もする・・・」


『・・・・・・』


その時、気配を感じた彩花は振り返るが誰もいない


「どうした?」

「今・・・何かが・・・」





再び何かを感じると次に見たのは上、そこにあったのは大きな木だったのだがその

上に一人誰かが木の枝に座っていた。その瞬間、彩花の表情は一瞬で険しくなる





「あんたは・・・」

『・・・この事件、身を引いた方がいいと忠告しておくわ』


光によって顔は見えず、声からして少女であることしか判断できない


「なんだって・・・?」

『・・・貴方にとって、悪い存在がいるもの』





その瞬間、強い風が吹き視界を遮ると次に上を見た時、少女の姿はなかった





「夢を見た?」

「はい。あまりにも久しぶりだったものですが・・・そんなような気がして」





その頃、ファイターたちは集められるとゼルダから話が切り出されていた


「?」

「あぁ、新ファイターの皆さんは知りませんでしたね。ゼルダは未来を見る事ができるのです」




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次回


沙織からある話を聞いた後ファイター達は歩き続けることついに本拠地と思われる建物に

辿り着く。沙織の情報網によって数時間後各国の機関も来ると知る中進んでいくと分かれ

道に遭遇しファイターたちは二手に分かれる。そしてファイターたちは戦いを開始するが・・・


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