INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第24話、出発の時

翔太により告げられた真実とマスターハンドがサムスに告げた変えられぬ運命。それぞ

れが数多くの衝撃に見舞われる中マスターハンドは『黒き炎』について新たな情報を得

る。新たに翔太を加え一同はエレブ大陸から離れ東にある大陸へと向かおうとしていた
___________________________________


大広間にて何人、何十人もの声が重なると部屋全体に響くような大声が聞こえた



「「ええっ!?」」



その言葉に、ファイター達はふるふると震えていた


「そんなことってあるんですかぁ・・・?」

「今あったじゃないか。話したじゃないか」

「いや、確かに当時は俺もびっくりしたけどさ、驚き過ぎだろ」




そしてマスターハンドによってファイター達は新たな事を知る




「ここから東にある大陸に『黒き炎』の要塞と思われる場があると発覚した」

「!」

「一体どうやって・・・」

「なに、直接協力は出来なくとも情報を集めることくらいは出来る」


マスターハンドの言葉に一同は意気込むとソニックは隣にいた青年に尋ねる


「翔太はどうするんだ?」

「そうだなあ・・・気になるっちゃ気になるけど・・・」

「この際だし来たらいいんじゃない?」



そう威勢よく言ったのは彩花だった。ファイター達は驚きの声を上げるが



「それもそうだな。あいつらの事も気になるし」

「・・・・・・」

「これは何やら面白くなる予感!」



そして次なる場が決まったということは、ここから離れる事が決定したということだ

一同が門の外に出ると見送りに彼ら、彼女らの仲間や城の人達がずらりと並ぶ


「ロイ様、お気をつけくだされ」

「いつまでたってもマリナスは心配性だなあ」


そんな傍ら、マリナスの横にいたリリーナと彩花は目が合うと告げた




「ロイ、彩花の事をよろしくね」

「はっ!?」

「彩花、ロイに似ていてすぐ無理するから」



ふふふと笑う少女に対して一気に不機嫌そうにしかめっ面をすると少女は叫んだ



「いらない!よろしくされる覚えはない!」

「よく見ていてね。うっかり見逃さないように」

「聞いてる!?」



ピーチとパルテナが楽しそうに笑う横でサムスは複雑な表情をしていた



「ロイ様、私からもお願いします」

「ウォルト?」

「出たな緑の!」


緑の、と言う言葉にロイは引っかかった


「緑のって・・・ずっとそう呼んでたの?」

「彩花様、ロイ様を悲しませる事のないよう・・・」

「本当だよ。まあ、二度とそんなことさせないけどね」



「二人ともうるさいぞ!スイカって言うぞ!」




叫び散らす彩花の言葉にファイター達は



「スイカ・・・赤と緑でスイカ・・・」

「ピーマンでもいいんだよ?トマトにしてあげようか?」

「もう彩花、勝手な行動をしちゃダメよ?」

「青まで加わって・・・ええと・・合わせて三原色って言うぞ!」



頬を膨らませたままそっぽを向くと三人は苦笑いをしていた


「あら、あらー?彩花、嬉しいんじゃないの?」

「本当に、ブラピに似ていますね」

「誰がブラピだ!略すな!」


ピーチとパルテナが楽しそうに笑っていたとき、サムスは止めようとした言葉

を止めた。それは、以前少女からある事を聞いた後ある事を頼まれたからだ




『あぁ、これからも今まで通りでいいから』

『え?でも・・・』

『今まで散々そんな事言ってた常習犯サムスが大人しくなったら皆不審に思うでしょ?』



一歩、また一歩と近づくと近い距離で少女は自分の口に手を当てて言う


『あの事は、私とサムス、2人だけの秘密ね?』



「・・・・・・」


今見ている彩花は、今までと変わりなくピーチ達に対していつも通りの反応をしていた

元々感情を隠す事が得意だったことから今も本心を偽っているのだと気づいていた


「サムス、どうかしたか?」

「え?」

「珍しいね、サムスが一緒にからかわないなんて」



数人が疑問に思い尋ねるとサムスは取り繕うように笑った



「えっええと、少し考え事をしていたのよ!」

「考え事?」

「これから起こる、楽しい展開をね!うふふふふ・・・」

「お前な・・・」


そして突如耳に入った言葉にサムスは向き直った


「もしもの事があったら・・・許さないからね?」

「リリーナはこう見えて怖いよ?僕もエクスプロージョンの刑にするから」

「ははは」

「ああああうるさいぞ三原色!これだからやっぱり貴族は嫌いなんだよ!!」



そしてファイター達は港にたどり着き船に乗り込むとエレブ大陸から遠ざかっていった




「そうだ、赤い人」

「だからなんで赤い人って言うの!?」

「これ、あげるよ」

「え?」


そういってポケットから取り出したある物を目の前にぶら下げる。それは以前

亜空の使者と呼ばれた事件で見た事のある一見は普通の指輪だった


「これって・・・」

「見覚えあるでしょ?初めて君の前で戦った時使ったやつ」

「確か・・・剣に変わる・・・」

「そ。『アンロック』っていうと剣に変わる。これから先何があるかわかんないし私
 には使いこなせないから君にあげるよ。きっと赤い人なら使いこなせるだろうし」


手を出すとぽとりと落とされる。僅かな宝飾のついた銀色の指輪は太陽光に輝いていた


「楽しそうだね」

「マルス!」

「・・・リンクー!むらびとー!釣りしないー?エサ代わりにこの王子つけて」

「ええっ!?」


駆け出した彩花は2人に向かって叫ぶとマルスはぎょっとした声を発する


「しませんよ!」

「釣れないと思うよ?魚逃げて行くと思う」

「だよねえ」

「って僕の尊厳は!?」


むらびとと顔を合わせて笑っている少女を見てサムスを始め数人もまた笑っていた。空

は青く、所々で鳥が飛び、水面には魚が飛び跳ねる。天気は、旅立ちとして最適だった



「気になってたんだけど・・・人を斬るの・・・平気なの?」

「え?」




誰かの命を奪う事に躊躇がなくなっているのではないかと告げるマルスに対して少女は笑う




「はっはっは、そんなわけないじゃないか。今だって痛いのは嫌いだし」

「え、でも・・・」

「感じないように、見えないようにしているだけだよ。魔法によってね」

「どういうことだ?」


やってきたのは誰よりもこの事が無理だととある大陸によって知っていたアイクだった


「いつも戦いの前に痛みを感じなくするペインと風景を見ないミラージュをかけてるん
 だ。とはいえ、人を殺せないのも変わらずでいつもあの剣で動けなくしてるだけだよ」






「奴らは、間違いなく邪魔になります」




場所は移り変わり室内。灰色の壁と天井、無数のモニターが動く中少女は告げた



「一刻も早く排除するべきです」

「それは、貴方達の個人的感情ですか?」

「・・・・・・」

「わかりました。報告御苦労」


3人が去って行くとモニターに向き直り数多くあるボタンを操作する。いくつかの画面が

移り変わった時、一人の男が男の元へとやってくると手に持っていた紙を見て告げる


「各世界から、我々の情報を嗅ぎつけた者が集まっております」

「組織が大きくなればなるほど、それは予測できたことです」


一礼すると男は去って行く。ただ一人になるとモニターに向き直るり画面に映っているのは自

分たちの脅威となる組織たちの姿。その一つに、スマブラの船上の様子も映し出されていた





「過酷を乗り越えた者、絶望を得た者・・・神に選ばれた者達・・・面白い」







「そういえば、スマブラじゃない時にソニックと会ったんだって?」

「あぁ・・・あれか。あんなの二度とごめんだけどな」


そう言うと翔太は深いため息をついた


「一体何があったのさ」

「セガにある遊園地のチケットが当たって行ったらそこはエッグマンとか言う発明
 者の作った遊園地で星を使って変な事を企んでいてな・・・それを止めるのに」

「楽しかったな」

「楽しかねえよ!」




ソニックが懐かしげに言うと隣から威勢のいい翔太のつっこみが入った




「エイリアンには会うし何度もメカと戦うし時空なんて渡るし」

「エッグマンってソニックお馴染みの敵じゃん。詳しくないけどロボット使って戦うんでしょ?」

「って知ってるんじゃないか。挙句の果てに進む度にソニックは俺らを置いてくしよ・・・」



その時、離れた場にいたマスターハンドの元にある声が聞こえた



『どうした?』

『マスターさん、沙織さんという人が今スマブラに来てるんですけど・・・』

『なに?』


離れた所からワドルディと少女の会話が聞こえた後、スマブラにあるマイクから聞こえたのは


『やっほー』

『沙織か。どうかしたのか?』


尋ねるとスマブラへ来た時ファイター達が誰ひとりいなかったから通信をかけたのだと

いう。場所を尋ねられ答えると次になにしにという質問が飛んできてそれに答えると


『また随分と大変なことになってるんだね。しかもあの黒き炎なんて』

『・・・知っているのか?』

『知ってるよ。ここ最近目立ってきた組織でしょ?ニュースで見たもん』




すると沙織はある事を告げ大陸が見えてきた頃、ファイター達は声を上げた




「沙織が来る!?」

「あぁ。たったさっきワドルディ達から連絡があってな。今マスハンが迎えに行ってる」

「もしかして・・・また面白そうだからとかなんとかって理由で・・・」


その時、ファイターの前にマスターハンドが突如現れる、そして背後には少女の姿が


「おわっ」

「び、びっくりしたー」

「やあ、皆しばらくぶり」


================================

次回

ファイターたちの乗っていた船を突如魔物が襲い再生能力も加わり苦戦する中翔太

と沙織によって魔物は倒される。かつて戦えないと思われていた人物の変化に一同は

驚かざるを得ないのだった。そして、ある人物は久しぶりともいえる夢を見るのだった


NEXT 第25話、「夢と警告」


第25話へ

目次へ

スポンサーサイト
別窓 | 螺旋迷宮 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第13章、邪竜のしもべ | INFINITE | 第23話、輝く宝石の名は>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |