INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第21話、未知なる遭遇

状況が逆転しピンチに陥った彩花の前に現れたブラックピットとサムス。サムスの圧倒的力

によって召喚された魔物は消滅、少女は姿を消し3人は戻り戦っていたファイター達の元へ

合流するのだった。そこでリリーナを始めとした数人は彩花の実力を思い知らされるのだった
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「彩花!」

「後は任せなよ」

「え?」


駆けてきたリリーナに対し彩花はにやりと笑みを浮かべながら告げる


「君も魔道士として天才って言われるほどすごいらしいけど・・・アイシクル!」


少女が叫んだ瞬間、空中に浮いていた魔物たちに次々と氷柱が突き刺さる



「!?」

「こっちだって、負ける気はさらさらないよ!」




魔法を唱えるたび広範囲と言える場所に天から氷柱が現れると地面に向かって落下

していく。無数の魔物が串刺しになり消滅していく様子に驚きを隠せない様子でいた


「逃げられたか・・・」

「なんで君がここに・・・それにそれは・・・」


青年が持っていたものは刀。しかし以前会った時はそんなものを持っていなかった


「まあ、色々と話すことはあるがここにお前がいるって事は・・・彩花もいるのか?」

「!」


唐突に発せられた名に反応するが答えるのを躊躇った


「その様子じゃ、いるってことだな?」

「・・・・・・」


その時、ものすごい勢いで2人の横を風が通った。一瞬青が見えそれは立ち止まると



「ソニック!」

「HEY、ロイ終わったのか・・・って翔太!?」

「ソニック!久しぶりだな」


ソニックもまた青年の姿を見ると驚いたように声を発した


「Wow、っとそうじゃない。あいつのことは問題ないぜ、サムスとブラピが向かったからな」

「そ、それは本当!?」

「あぁ。・・・なんだマスター?・・・そりゃよかった」


独り言かと思いきやマスターハンドと脳内を通じて会話しているのだと理解する


「戻って来たってよ」

「!」

「奴らも撤退したしここに用はない。さあ、戻ろうぜ」


そう言うとソニックはまたしても一瞬のうちに2人から遠ざかって行った


「あっ・・・おい!相変わらずじゃないか・・・」

「・・・・・・」




呆れたように言う翔太に対してロイは疑い深い目で見ていた。それには理由があるのだが




「あー・・・戻るってどこに戻るんだよ。赤いの知ってるか?」

「僕は赤いのじゃない!ロイって言う名前が・・・」

「そういやそんな名前だったか?」

「って最初会った時呼んでたよね!?覚えてたよね!?」


反射的に叫ぶと笑い声を上げながら青年は前に現れた板に乗ると言う


「乗りな」

「え?」

「走るよりこっちの方が速いぞ?どこへ行けばいいのか道案内してくれ」


空中を滑るように走っている中、このまま彼を連れてっていいのかと迷っていた


「あそこに見えるのは城か?すっげえなあ。どんな奴が住んでるんだろうな?」

「・・・・・・」

「城というからには王とかいるのか?」

「・・・あそこに向かうんだよ」


あそこが自分の城だと告げるとボードは大きく揺らぎバランスを崩しそうになる


「うわっと・・・危ない」

「・・・は?あれ・・・お前の城なのか?」

「さっきからそう言ってるじゃないか」



「あ、ソニックおかえりー・・・ってあれ、ロイは?」

「あぁ、置いてきた」


大広間にてやってきたソニックはルイージの問いかけに対し瞬時に答えた


「置いてきた!?」

「ってお前何しに行ったんだよ!ちゃんと伝えたのか!?」

「伝えたって」


憩いよく迫りながら叫ぶマリオに対し落ちつかせるようにソニックは答えた


「そのうち来るはずだぜ」

「お前なあ・・・自分は速いからって」

「・・・オゥ」


そんな傍らでは、窓から外を見ながら少女は声を発した


「どうしました?」

「・・・いや、意外なのがいるなーって」

「?」


窓の外を見ながら言っていた為なにかあるのかとゼルダは覗き込むがなにもない

なにがあるのかと尋ねると窓から遠ざかりながらそのうちわかると彩花は笑っていた


「・・・あぁ、そういえば言ってなかったか」

「何をですか?」

「んーまあ、来てからでもいっか。どうせ赤い人も同じこと言うだろうし」

「もう!だから赤い人じゃなくて名前で呼んであげてって言ってるじゃない!」


その時、勢いよく扉が開くと数秒も経たないうちに視界が遮られた




「・・・!?」

「よかった・・・よかった・・・っ!」




開いた扉から駆けてきた人物を見てファイター達の表情が明るくなる


「ロイ!」

「は・・・離せ!」

「嫌だ・・・っ!」


力は強く、引きはがそうとしても剥がれない。それどころか抑え込まれる力は一層強くなる



「離せ離せは な せ!」



頭を押さえては離れようとするがやはり離れない。部屋にはひたすら少女の叫びが響く



「馬鹿っ!離せって言ってるだろ聞こえないのか馬鹿!」

「彩花・・・彩花・・・!・・・っう・・・」

「・・・・・・」


僅かに見えた隙間から彩花が様子を窺うように見たのはリリーナの表情。複雑な表情と

思われる中感じ取ったのは間違いなく確信された喜びの表情。僅かに彼女は笑っていた





「彩花さああああん!」

「わあっルキナ!」


離れたとき、今度はルキナによって身動きが取れなくなる


「・・・・・・いいのか?」

「何が?」

「あんたも、本当は行きたいんじゃないか?」


少し離れた場、部屋の中でアイクは隣にいた人物に向かって尋ねる


「・・・今はルキナに譲るべきだよ。同じくらい・・・心配していたと思うから」

「・・・あんたも大概だな」



数分後、ファイター達はぐるりとある青年を囲んでは騒然としていた



「「・・・・・・」」

「いや、そんなに見られても困るんだが」

「なんで、君がここに?」


マルスが尋ねると翔太と呼ばれた青年はため息をつきながら答えた


「誰も好きで来てねえよ・・・」

「?」

「セガに行こうとしてた途中船が難破してここに不時着したんだ」


それから予兆もなく現れる賊や例の組織の件もあって船が直る見込みは不明

そんな中町で『黒き炎』の事を聞き船は直ったのだが様子を見に来たのだと言う


「さっきの刀は・・・それに空を飛んだあれは・・・」

「刀?空を飛んだ?」

「あれはエリアに与えられた力だよ」


横から彩花が口を挟むとファイター達とマスターハンド達の表情は一変した


「なに・・・?」

「エリア?誰だそれは?」


新ファイターのマックが尋ねるとマスターハンドは自分たちの上の存在であり

この世全て、この空間全ての頂点に立つ神であり管理者の事だと説明する


「ええっマスターハンド達の上にまだ神様がいるの!?」

「そういうことだ。しかし・・・なんで彩花が知ってるんだ?」

「学校に行ってた時知ったんだよ」


少しばかり不機嫌そうに告げるとファイター達は少女の様子を窺った


「・・・えーと、で、この人は?」

「あ、あぁ・・・翔太と言って以前スマブラに実習生としてきたポケモントレーナーなのだが・・・」

「もしかして新しい人達か?スマブラってまた始まったのか?」

「そう。って知らないの?」

「そりゃ旅してりゃゲームとかの情報はわかんないだろ」


ここで新ファイター以外のファイター達は違和感を覚える。かつての2人は犬猿の仲

とも呼べる存在で顔を合わせるだけでピリピリとした空気が流れていた。しかし今は

そんな様子は微塵もなく会話も普通に交わしている


「あいつらがいるって知ってたのか?」

「知るわけないでしょ。そもそもこんな所に日本人がいるとか誰が想像するのさ」

「だよなあ・・・」


なにはともあれ事態は治まり必要最低限の事はしたのでファイター達は解散する




「ね・・・ねえ」




そこに言葉を発したルイージに2人は会話を止めると振り向いた


「どうした?」

「ええと・・・」

「お前ら、仲悪かったんじゃないのか・・・?」


マリオがおそるおそる尋ねると2人は唖然とした様子でいた。しかし2人より

も今の状況を理解できないファイター達の方が唖然とした表情をしていた


「え?2人って仲悪いの?」


数秒後、何の事を言っているのか思い出した彩花はため息をつき数秒後答える


「お前ら、和解したのか?」

「まあ、そうなるね。まあ・・・色々あって」

「色々?」


ルイージが尋ねると彩花はため息をつきながら握り拳を握って告げた


「拳と拳で語り合って・・・」

「えっ何それ!?殴り合いでもしたの!?」

「冗談」


焦ったルイージに対し苦笑いしながら言う


「まあでも、似たような事はしたし」

「だな」


互いは顔を見合わせると笑った。廊下を歩いていた時、彩花を呼び止める声が聞こえた



「彩花!」

「それ以上近づくなよ、絶対に近づくなよ」

「僕・・・その・・・謝らなきゃいけない事があるんだ!」



少女に対し話したのは以前リリーナやマスターハンドに話したことだった。当時マ

スターハンドに言われたように話すと再び込み上げる後悔と悔しさが襲いかかる




「僕は・・・」



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次回

過去にあった出来事により疑いの目で見られる中彩花によって明らかになる事実、か

つてとの翔太から関係の変わり様に唖然とするファイター達だったが別の場でサムスは

Wii Fit トレーナーとマスターハンドにより本来の、正しい未来を知ってしまうのだった


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