INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第14話、過去との関係性

互いが自らの選択と行動に後悔していた中互いの口から彼女についての話が発される

大切な存在であることに変わりはないと気づく一方またファイターであるルフレからある話

を聞く事になる。後にロイの元に再びリリーナが現れるとある疑問を問いかけるのだった
_____________________________________
「・・・どういうこと?」

「なんとなくだけど・・・何ひとつ彼女の中が見えないの。全てが偽物のようで
 ・・・笑った時も、なんだか嘘みたいで・・・裏に何かを隠している気がしていた」



その時、ロイの表情は一変する



「・・・笑った所を・・・見たの?」

「?えぇ・・・スマブラの人と話してる時も何度か見たけれど・・・違和感を感じたの」

「・・・・・・」


自分ですら見るのには何年もかかったというのに数日でそれを成し遂げた事に騒然とした

そしてスマブラ後での会話の中、ファイター達の多くは苦難を抱えている事を話していた



「それは・・・」

「・・・彼女・・・過去になにがあったの?」

「っ!」


再び反応すると言葉が止まる。言っていいものか迷いながら


「・・・言っていいのか・・・」

「ご、ごめんなさい。言いにくいことならいいの。・・・ロイは知ってるのね?」

「・・・ついこの間・・・スマブラで聞いたんだ」



長い奮闘の末、知りたかった事が聞けた。それは壮絶なもので安易に話せるものではない




「・・・僕達にも相当の時間がかかったんだ」

「ロイですら?」




「・・・うん。無理かもしれないけど、本人から聞た方がいいと思う」

「そう・・・」


「ただ・・・彩花は、人を信用できないんだ」




過去にあったことによって、彼女は人間を信じられなくなった。その時、頭に何かが過る




「・・・あれ・・・」


それはあの時の彼女の言葉と表情。恐怖に襲われ怯えながらも話す彼女の姿




「・・・・・・」




目を見開いたまま止まっていると違和感を感じたリリーナが問いかける


「ロイ?」

「・・・・・・」




返答は返ってこない。が直後再び頭に何かが過ったロイは立ちあがると駆け出した


「えっ・・・ロイ!?」



「マスター!」



勢いよく開く扉の音に数人が驚くとそこには息を切らしたロイの姿があった


「わっロイどうしたの!?」

「ロイ!」



後を追いかけるように遅れて扉からリリーナが姿を現す。そこにマスターハンドは前に出た


「マスター!もしかして・・・彩花を襲ったのって・・・!」

「・・・やはり、気づいたか」





息を切らせながらマスターハンドから帰ってきた言葉に再び目を見開いた。唖然とした

表情で状況が理解できないファイター達だったが一同を見てマスターハンドは告げる






『ファイターたちよ、大広間に集まってくれ。重要な話がある』






数分後、一同が大広間に集まると誰もが朗報なのではないかと、また悲報なのではないか

と息を呑み緊迫した表情でいた。中には早く知ろうとマスターハンドに問い詰める者もいる


「何かわかったの!?」

「奴らの居場所か!?」

「・・・少し落ちつけ。どうせこのあと、落ちつけなくなるのだからな」




低く、重みを感じる言葉にファイター達の中から選択肢が一つ消えた




「・・・まさか・・・」

「安否の件ではない。・・・ある事が判明したのだ」

「「!」」


マスターハンドの言葉にファイター達は力んでいた手を緩めた。が直後


「・・・彩花が負けた理由と、彼女を襲った正体だ」

「え!?」


マスターハンドの言葉ひとつひとつに対しファイター達は反応を返す。そしてマス

ターハンドは言いにくそうに、長い間を空けると途切れ途切れに言葉を発し始めた


「それは・・・」

「それは・・・?」

「人間ではないのか?」


一秒一秒が長く感じマスターハンドが発する言葉ひとつひとつに鼓動が鳴る






「・・・彼女の、過去に関係していると思われる」

「・・・っ!?」


一瞬、時が止まったような気がした。そして彼女の過去を聞いたもの達が声を発する


「な・・・それって・・・」

「え?え?」


マルスが短く声を発するとほとんどのファイター達が騒然としている数人を見渡す





「そうだ。彼女を・・・闇に陥れた者たちだ」



「!」

「それなら・・・襲った者達が彩花を知っていたのも、彼女が反抗できなかったのも筋が通る」


「それは・・・本当なのか?」

「確証はない。がこうすれば全ての辻褄が合う」




そこでファイター達は知る。ファイターの中の数人が彩花の過去を知った事を




「ええっいつの間に!?」

「・・・話したのか・・・」


誰もが信じられないと声を漏らす中リリーナも騒然とした表情で聞いていた


「そんな・・・」

「・・・最悪だ。今回の事件は・・・ほんの組織の暴動ではなかったのだ」




それから数時間後、ファイター達に新たな情報が入る




「それは本当!?」

「は、はい。ここから離れた大陸に黒き炎の拠点と思われると確かに」


マリナスが告げるとロイを始め誰もが声を上げた


「そこに彩花がいるかも・・・!」


「そうとわかればすぐに・・・」

「でも・・・」


ふとロイは後ろを振り返る。そこには心配そうに見ているリリーナの姿があった


「行って」

「!」

「お願い。今度こそ・・・彩花を助けて」


場所が記された地図を受け取るとマスターハンドの力では向かえず船で移動することとなる


「何度もすまないな」

「いいのよ。今度こそ、私たちに任せなさい!」

「貴族が貴族を護衛するってのも変わった話だけどな」


ファイター達の間に笑いが込み上げると空間は笑いに溢れた


「絶対に・・・助けてみせるよ」

「皆様・・・ご武運を」




城の人達に見送られ、ファイター達は船に乗り込んだ。距離は近いものの海を渡るのだ

数分などでつくわけもなく長い船旅となるのに空気を壊さまいとファイター達の声が響く




「うぷっ・・・」

「ファルコン吐くなよ!絶対吐くなよ!」

「やっぱり、ひとりはいるんですね船酔いする人」



船の上ではファイターたちの騒がしい声が聞こえる。がいつもと変わらぬようでいつも

と違う何かを誰もが感じていた。何がと言葉で説明できるものではない『何か』を・・・



「・・・・・・」




岩場の上に、青年は立っていた。ふと動きに気づくと手に抱えていた人物は目を覚ます


「・・・っ・・・」

『起きたかい?』


目を開くと曇天と呼べる今にでも雨が降りそうな薄暗い雲。僅かに感じる体温

ここは・・・。尋ねようとする前に襲う恐怖、頭に流れると身体は反応するが


『大丈夫。もう彼女達はいない』

「・・・君は・・・」


聞こえた声に聞き覚えがあると次第に思考ははっきりして何が起きたのかを思い出す




「まさか、君に助けられるなんて・・・」




船に揺られ、ファイター達はエレブ大陸から近くも離れた大陸に足を踏み入れていた

また別の場、フェレ城にいたピーチ達がリリーナと話していた時マリナスが駆けこんだ


「リリーナ様!皆さま!」

「マリナス、どうかしたの?」


そうとう急いでいたのか、マリナスは大丈夫かと心配になるように息を切らしていた



「ぜーぜー・・・ぜー」

「・・・大丈夫ですか?」

「なんのこれしき・・・わ、私も年でしょうか・・・」


しかし数秒後、ハッとしたようにマリナスは告げる


「東南の町でロイ様に似た姿を見たと目撃情報が・・・」

「・・・え?」


突然の事に数秒間沈黙が流れると唖然とした様子で3人は顔を見合わせた


「ですから、ロイ様を見たという方がいるのです!!」

「・・・ええと、情報が混乱しているのでは?だってロイは・・・」


ロイはファイター達と共に船に乗りこの地を去った。この大陸にいるはずはないのだ


「いいえ確かに!ロイ様と聞きました!どこからどう見てもロイ様だと!」

「・・・・・・」

「・・・で、ですが似ても似つかないようで・・・やはり別人ですかな・・・」




降ろされると岩の冷たく固い感触が伝わった。心なしか意識はあの時よりもはっきりしていた



『・・・その様子じゃ、自力では動けそうにないね』

「いっつつ・・・痛みを感じるってことは・・・ペインが切れかけているのか・・・」


ひんやりと冷たい岩場にもたれかかっていた少女は呆れたように、困ったように告げる





「冗談じゃないよ・・・痛いのは嫌いなのに・・・」





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次回

ファイター達を見送り残ったピーチ達と共に報告を待っていたリリーナはゼルダより

彼女に秘められた力について聞いていた所ある報告が飛びこむ。それはこの機を

狙ったかのように現れた賊の報告だった。リリーナを筆頭に助けに向かうが・・・


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