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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第24話、恐怖

秋もすっかり中盤となりネス達はゼルダやマルス達の住む城を見てみたいとマスターハンド

に以前より頼んでいた。それを聞いていたマスターハンドは遠足と称してファイター達と共に

城を見に行くことに決める。初めて見る城に一同は驚くが、ある事件が起きようとしていた・・・
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「大変ですロイ様!!」

「どうしたんだい?」



マリオ達を案内していたところ誰かが駆けこんできた。その口調は穏やかな雰囲気ではない


「下の町が山賊に襲われているとの報告が!!」

「なんだって!?って確か町には・・・!」



ファイター達が分かれる前にゼルダ、ピーチ、サムス、彩花の4人が城下町を見に行くと

話していた事を思い出す。そこに慌ただしい様子に気づいたマスターハンドがやってきた



「何やら騒がしいが・・・?」

「大変だよマスター!町に山賊が襲って来たらしいんだけど・・・町には彩花達が!」

「なんだって!?」


それを聞いていたマリオ達は考える間もなく山賊を倒しに向かう事を決める、状況が分からない

以上全員を集める時間など無くここにいるメンバー達だけで向かう事にした。その頃下町では・・・



(おおおおお!ゲームをそのまま現実にしたようなこの市場!!)



この中で一番楽しんでいるのではないかと思うくらい少女の表情は輝いていた


「楽しそうですね」

「!別に・・・」


ゼルダに指摘されそっぽを向くと遠くで誰かの叫び声が聞こえた。叫び声と言うより悲鳴に聞こえた



「!?」



彩花が声のした方向を見ると自分よりはるかに大きいであろうと思われる男数人が誰か

を襲っていた。その手には明らかに使い方を間違えていると思われる物が握られていた




「抵抗するやつは容赦なく切るぜ~」


「あれは・・・!?」

「嫌な予感がするわね。3人は下がっていて」


サムスが3人を下がらせようとした時、遠くから4人の聞きなれた声が聞こえた




「やめるんだ!!」



そこにはロイと兵士とは違う服装をした人達がいた。とはいえ一緒にいると言うことはおそらく

城の人なのだろう。そしてその人達もまた剣や弓など現実的にあり得ないものを持っていた


(あれは・・・鎧?)


教科書などでよく見る鎧とは違うものの外見的にそれは鎧と判断出来た


「こいつが目にはいらねえか!?」



男は近くにいた市場の店の人を掴むと首元にナイフが突き立てられ全身が硬直した襲撃事件

ならばあり得ない話しではなく自国でもニュースでたまに見る。が現場に居合わせるなど相当

の確率がなければないだろう。よって今この状況が信じられなかった


「こいつを殺したくなければ武器を捨てるんだな」



このやりとりが現実に起こるなど想像できるはずもなく声を発する事も出来ずにただ静観して

いることしかできなかった。反抗することもできず命を優先したロイ達は地面に武器を置いた



「・・・・・・・死ね!!」

「させるか!!」

「なに!?」


その時マリオの声が聞こえファイアボールが男に当たった人質は解放されスマブラメンバーが現れた

離れた場から様子を見ていた人達は声を上げるが中から見慣れない姿にざわついた声が聞こえた


「ちっ・・・」



一瞬男と目があった気がしたが嫌な予感は的中。数人の男が指を指すとファイター達に数人が向か

っていく。こっちにもまた数人来るのだがサムスによって次々と倒れていく。勝てると思っていたその

時急に掴まれると先程の市場の人のような状況になった。突然の事に頭の思考が追いつかない



「!?」



微かに状況を理解するとその手に握られたナイフを見て息が止まりそうになった


「・・・・・・」



動けば間違いなく殺されるだろう。それは自分だけでなくマリオ達が動いた場合も死ぬだろう

体験した事のない恐怖に足が震えた。思考など回るはずもなく力が入らぬまま動けずにいた


「彩花!・・・くっ・・・」


あまりの恐怖に動くなと言われる以前に動かない体と震える足、微かに涙が滲むのを感じた時


「ぐわっ」

「なんだ!?」



と山賊の一人が突然大声を上げ吹っ飛んだ。その衝動で彩花は解放されるとよろけたまま地面

にくずれるが何が起こったのか分からずマリオは驚くが少女の前に白い何かが立ち塞がった


「人間風情が・・・」

「ミュウツー!?」

「なんだこいつ!?急に現れやがったぞ!?」

「どういうことだ!?動いた気配がねえのに」


離れた瞬間を見計らってサムスが彩花を救出するとマリオ達の攻撃を遮るものはなにもなくなった


「よし!こうなればこっちのもんだ!」


マリオの掛け声とともに事態を知り駆けつけたメンバーの一部は山賊へと向かっていく。躊

躇するものがなくなったこともありさすがというべきか圧倒的な強さで山賊達を倒していく



「なんだこの化け物!?」

「手から魔法のようなもん出しやがるぞ!?」

「こいつら人間じゃねえ!なんだこの生物は!?」


男たちはサムスやフォックス達をみて驚きの声を上げる。いつの間にかこの空間は悪であるはず

の男たちの悲鳴で溢れかえっていた。それから事態が収拾するまでにそう時間はかからなかった



「ぎゃああああ!」



それから事態が収拾するまでにそう時間はかからず多少市場が壊れていたりしていた

ものの数日あれば復旧できる程度の被害で済み重傷を負ったものもいないそうだ



「彩花大丈夫ですか?」

「あ・・・う・・・うん・・・」


城へと戻りマスターハンドたちへこの結果を伝えた。安心するマスターハンドと城の者達だった

がマスターハンドはマリオ達の後ろでゼルダにしがみついたまま半泣き状態の少女を見つけた



(・・・・トラウマにならなければいいが)



その後スマブラに戻った後もしばらくゼルダの元から少女が離れることはなかった

リビングにてリンクは尋ねるが彩花はゼルダにしがみついたまま離れない


「・・・・本当にガノンドロフを封印したんですよね?」

「偶然巻き込まれたとはいえ魔物の存在しない平和な国に住んでいるの
 です。こうなるのも無理ありません。怖かったですね。もう大丈夫ですよ」

「こんなのはガノンドロフだけで十分だよ・・・」


ゼルダを始め女性陣が慰めるが一向に離れる様子がない。この事件を元にサムスにも受け答

えするようになったのだが・・・そんな様子を見て心配していた青年もまた慰めようとするものの


「ほら泣かないの」

「泣いてない!」


近づこうとすると野生動物かのようにキッと睨まれ伸ばした手が止まった


「・・・・・・」

「彩花、ロイも心配してくれているのですよ」

「いらない」



「・・・本当にお前を倒したのか?」

「俺だって認めたくない。こんなのに・・・こんなひ弱なガキに封印されたなど・・・」



リンクはおろかクッパの疑問に対しガノンドロフは信じたくないといった表情で告げる



「一時的とはいえど、勇気のトライフォースに選ばれた者とは思えんな」



思わぬ事件があったものの無事スマブラへと戻ってきたファイター達だった

しかしスマブラに戻るとすぐにとある彼は自らの部屋へと入ると机に向かった



「さて、研究の続きでもやるか」


部屋はファイター達と同じ広さで変わりはないのだがファイター達より遥かに大きい机に様々な

本と何枚もの紙の束、そして怪しいと言える色のついた液体が数本の試験管の中に入っていた



(なんとしても実験を成功させたいものだ)



そのうちの一本を取ると液体の入ったビーカーの中へと入れる

するとピンクの色をしていた液体が見る見るうちに透明になっていった


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次回

冬に入りファイター達が外に出ることが少なくなってきた頃、スマブラにてマリオとルイージ

はどこからかロイの叫び声を聞く。何があったのかと様子を見に行った2人に待ち受けていた

のは常識的にありえない情景だった。その原因とはとある人物にあり・・・


次回 第25話、「Drマリオの実験」


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