INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第19話、想定外の特技

マスターハンドによりゲーム版スマブラのとある機能を知ったマリオたち。その中のフ

ァルコの一言によりスマブラ内では一部のメンバー達によりファルコがからかわれてい

た原因であるマスターハンドは追い打ちをかけるようにある企画を立てるのだった・・・
____________________________________


「ねえねえリンクー今日の昼ごはん何?」

「今日はそうめんです」

「そうめん・・・・・だと?」



リビングに手待機していたファルコが誰よりも早く反応した



「ファルコはそうめんがすきなのか?」

「ちげーよ!!」

「こんな攻撃、そうめんみたいなもんだぜ!」

「うるせえ!」



すっかりからかわれている中リビングにやってきたマスターハンドもまたそんな様子を見て

苦笑いしていた。基本食材を口にする必要がないマスターハンドがこの時間にやってくる

のには理由がある。そして全員が集まった頃、マスターハンドはある事を話し始めた



「企画として流しそうめんを企画していたのだが・・・」

「なん・・・・だと?」



当日、マスターハンドとクレイジーハンドによって用意された流し台を見て一言


「「長!!」」


その長さは尋常ではなく見えないまでに続いていた。マスターハンドがそうめんを

作りクレイジーハンドとロボットがそれぞれ流すようだ。2つに分かれたチームで多

くそうめんを食べたほうが勝ちとなりある意味大食い対決となっていた




「うおおおおお!まけねえぞおおおお!」

「プリンは違うチームだからいつもの『うるさいプリ』がないね」

「なんか違和感を感じたのは俺だけじゃないはずだ」




スタートから数秒後竹の上をそうめんが流れてきた。しかし水の流れが速いからなのか

掴む前に一瞬のうちに通り過ぎて行った



「早!!」

「こんなに早いの取れないよー」

「よし!!カービィは手が短いから取りにくいぞ!!」




取れないことで余裕を持っていたマリオたちだが、そうめんを食べるカービィの姿が目に

入った。食べることに苦労していない様子を見て驚くがどうやらデデデが取っているようだ



「我らも負けてられないぞ!!」

「そもそもポケモンって人の食べ物食べられるの?ピチュ
 ーは確かポケモンフーズじゃないと駄目なんじゃ・・・・」

「僕もう子供じゃない!子供だけど普通のご飯も食べられるよ!いつも食べてるじゃないか!」

「そうだっけ・・・・?」


30分後、次々とメンバーが限界を感じピーチを筆頭に次々と両チームともメンバーが

リタイアして行く。最初は余裕に見えたマリオもまただんだんと食べるスピードが遅く

なっていた。それはマリオだけではなく誰にも言えることであり状況が一変していく





「カービィとヨッシーってまだ大丈夫なの?」





ポケモントレーナーが2人の方向を見ると2人ともまだまだ余裕のようだ



「すごいなお前ら、俺でさえもう食えんぞ」     

「さすがに俺も・・・・」


ドンキーとファルコンが音を上げる中フォックスはファルコに尋ねた


「俺はもうリタイアするが・・・・ファルコはどうする?」

「こんなところでやめてたら名が廃(すた)るぜ」

「どんなだよ・・・・そうめんか?」



リタイアしたメンバー達は食べるのをやめ下へと移動していた。ざるをみればどちらが

勝っているのかが分かる。とはいえ既にその差は圧倒的でカービィとヨッシーが同じ

チームにいる時点で分かり切っていた・・・と思っていたが一同はざるを見ながら呟く



「後残ってるのはファルコさんだけですかー」

「でもすごいな、ざるの中は両方これっぽっちもない」

「ファルコががんばってるんだよ」




さらにしばらく後ついにファルコも限界を感じたのかメンバー達のいる所へ戻ってきた

人数が減ったことによりマスターハンドが流す方に回りロボットはファイター達の所にいた


「流石に俺も限界だ・・・あいつら化けモンかよ」

「今さらだろ」

「くそ・・・一体どうなってやがんだ!?」



当然と言えば当然の結果だがどこか悔しそうにしている一方ファイターたちは異変に気付いた



「そういえばこっちはファルコがいなくなったのになんでたまらないんだ?」

「そういえば・・・あれ、なんでだろう?」

「僕たちのチームは全員・・・もうここにいるよね?」



とにかく終了を伝えるとカービィとヨッシーが戻って来る。そしてファイター達は知ることとなる

もう片方のざるにそうめんが溜まっていない理由を。それはカービィでもヨッシーでもなく誰も

が記憶に留めてすらいなかったとある人物が流れるそうめんを食べていた事を



「え・・・えええええっ!?」


誰かの声に続いてファイターたちは目を丸くするとその人物へと駆け寄って行く


「・・・・・・」

「えーと・・・そこで何してるの?」

「・・・さっきから待ってるんだけどそうめんが流れなくて・・・もうないのかな?」



それは意外としかいいようのない事でメンバー達は一言を聞いて驚いた


「いや、そうじゃなくてお前・・・なんでここにいるんだ?」

「え?なんでって・・・?」

「お前俺らのチームじゃなかっただろ」


マリオの一言に今度は少女が目を丸くしていた


「え?チーム?」

「お前あっちのチームじゃなかったのか」

「何の話?起きたらマスターハンドが『今流しそうめんしてるから食べるといい』って・・・」

「・・・何?」


マリオ達の思考と少女の思考がどこか噛み合わず思わず聞き返す。彼女はこのチームではな

いがだからといって向こうのチームと言うわけでもない。ただマスターハンドに言われるがまま



「こっちが沢山食えるだろうって言うから」

「・・・いつからいたんだ?」

「さあ?来た時にはもう始まってたっぽいし途中からじゃない?」


とぼけたように答える少女に対しマリオ達は驚き半分のまま項垂れた


「犯人はお前か・・・」

「で、もうないの?」




「まだ食うのか!?」

「僕も食べるー!」

「私も食べますー!」


カービィとヨッシーに混じって残っていたそうめんに彩花は向かっていった


「嘘だろ・・・今までのも全部あいつが食ってたのか」

「どうなってんの・・・・」



意外というか変な一面を知ったファイター達だが誰もが疑問を抱かざるを得なかった


「100歩譲ってカービィやヨッシーは人外だからまだわかるよ!?流石にあれだけブラック
 ホールなのはわかんないけどまだね!?けどまさか彩花がそんな大食いだったなんて」

「んー?」


未だにそうめんをすすっている姿に対し近くにいた誰もが信じられないという表情を

していた。少し離れた場から後片づけをしていたリンクがマスターハンドに尋ねた



「マスターさん、彩花さんとは昔からの知り合いなんですよね?昔からあんな感じだったんですか?」

「・・・うーむ・・・食事風景を見た事はなかったからな。私も驚きだ」



「だってこれだぞ!?ピーチ達より小さいのにカービィヨッシー並みの胃袋って」

「まあ、好きなもの限定だけどね?」



箸を置き手を合わせると横に振り向き少女は口を開いた


「そうめんとかオムライスとか・・・好きなものなら沢山食べられるのは普通じゃない?」

「いや、でも流石に・・・」

「まあ女子は太るからとか言ってちょっとしか食べなかったりするけどね、我慢するよりおい
 しいものや好きなものを食べた方が幸せじゃない?まあ・・・めちゃくちゃ太るのは嫌だけど」

「まあ・・・それもそうだな」


意外と言うか想定外の出来ごとにマリオはそう答えるしかできなかった。しかしこの出来ごとか

ら明らかになるのはロイによるあるメニューの時は2皿も3皿も余裕で平らげるという事実だった




しばらく穏やかな天候が続いていたものの、ある日を境に雲行きは怪しくなり雨が降

り出す。建物内にいたファイターたちは揺れる窓や吹き飛ぶ草木を窓から眺めていた




「嵐でしょうか・・・・?」



スマブラを襲ったのはとてつもない強風だった。スマブラ自体は新しく、頑丈に作られている

為強風や嵐でどこかが破損する事はないだろうとマスターハンドは告げるもののガタガタと

揺れる音にいつも通りでいられるわけがない。少しでも不安と言うものは込み上げるものだ



「すっごい風だね・・・」

「マスターは大丈夫だって言ってるけど・・・すっごいガタガタ言ってるよ」





自然現象であるためこれだけはどうしようもない。ルイージがテレビをつけ台風情報を見て

いると衝撃的な情報が耳に入った。今回の台風の進路がピーチやマリオたちのいたキノコ

王国に向かっていると女性がマップを元に視聴者に今回の台風に就いて説明していく



「これキノコ王国の方向に向かってるよね」

「大丈夫かしら・・・」



キノコ王国はテレビはあれど迅速な通信手段があまり発達していない。台風自体は把握して

いるだろうが自然の台風自体滅多に起こるものではなく対策法などもあまり知られていない


「城はちょっとで済むと思うけれど・・・」

「俺らの家とかは危険かもな。古いところだともっと危険なんじゃないか?」

「城から避難警告は出てると思うけど、全員に伝わってるとは言いにくいし・・・」

「様子でも見に行くか?」



「ここも強い風だし迂闊に外に出るのは危険だ」

「だが・・・」



その後の知らせによるとやはりキノコ王国を直撃するらしく心配は強くなるばかりだった



「僕たちのところは速報とかあるけどキノコ王国はないの?」

「そもそも全員がテレビを持ってる訳じゃないし・・・ほんの一部なのよね・・・」



「どうやらこの台風、自然現象じゃないみたいだよ」



その時、扉が開くと一同が振り返る。そこにはパソコンを持っている少女の姿があった



「・・・どういうことだ?」



少女はテレビの画面を見ると


「これだけじゃただの台風って思うのもおかしくない。一見ただの台風だしね」

「?」

「台風の情報は近くならどこでもニュースとしてやるからね。さっきお父さんから連絡
 が来たんだけどここだけじゃなくホウエンでも同じような台風が起きてるんだよね」

「同時にか?また珍しい・・・」

「違う違う。ここもホウエンも含めて一つの『現象』なんだって」






「この台風、ホウエン地方でカイオーガが暴れてるのが原因みたいだよ」

「・・・何?」

「カイオーガって確か・・・モンスターボールにいたポケモン?」

「そう。カイオーガっていうのはホウエン地方伝説のポケモンなんだけど・・・」


ファイターたちに近づくとテーブルの上に持っていたパソコンの画面を向ける



「ほら、ここ」



ファイター達が画面に集中する中指差された先には、灰色の空に荒れ狂う豪雨の中

海上に青色の何かが見えた。拡大していくとそれはカイオーガだと誰もが気づいた



「これは・・・カイオーガ!?」

「そのテレビじゃホウエンの放送はやらないからね。これはホウエンのニュース映像だよ」

「なんでカイオーガが?」



質問に対し少女は嵐を巻き起こすことで伝説となっているポケモンという事を説明する



「・・・まあ、あくまで伝説だけどね。けどつい最近も同じような出来事が起きた」

「・・・知っている。カイオーガとグラードンの衝突だな?」

「そう。今回グラードンやレックウザの姿は確認されてないけどカイオーガが原因なのは
 間違いないと思うよ。つまり・・・これはただの自然現状じゃないし普通の嵐じゃない」




========================================

次回

スマブラ周辺を始め各地を巻き込む嵐はカイオーガと知ったファイター達はキノコ王国

を見に行くと同時に救助しに向かうことを決める。しかし一方の彩花は根本の原因であ

るカイオーガを止めに行くと告げる。そこにポケモントレーナーも名乗り出て・・・



次回 第20話、「嵐」


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